船橋市東部公民館(船橋市前原西2、TEL 047-477-7171)で1月17日、市東部地区5公民館の合同事業「今日から私もユーチューバー! ~YouTuber養成講座 in ふなばし~」がZoomによるオンライン講座で実施された。
市民の新しいプロモーション手法の一つとして、講座では子どもから年配者、初心者でもユーチューバーとして安全に動画配信できるように、基本知識を学ぼうと計画されたもの。
講師は現役ユーチューバーのUZUMAX(ウズマックス)さん。ユーチューブの基礎や必要な機材(撮影のカメラ・タブレット・スマホ類、三脚、照明など)の特徴や、編集ソフトについて、ドローンによる空中からの俯瞰(ふかん)映像についてまで幅広い説明があった。
UZUMAXさんは「スマホなどの性能が向上してユーチューブは誰でも簡単に発信できるようになったが、何を発信したいのか整理して挑戦することが必要。また発信にはマナーが大切で、カメラの向こうには人がいることを考えて、トラブルや他人を不愉快にすることも防がなくてはならない。そのために3つのことを考えて発信することが必要」と話し、「ていねいな言葉使い」「個人情報の映り込みに注意」「困ったら誰かにすぐ相談する」の3点を挙げた。
ユーチューブで発信するに当たって、コンテンツの視聴者が多くなった時には、賛成・反対や非難などの強い反応があるため、より慎重な気配りが必要との説明もあった。
東部公民館館長の金子俊(さとし)さんは「当初は東部公民館を会場として対面の講座で計画し、オンライン参加も併せてハイブリッド構造で考えたが、コロナ禍の影響でオンラインだけの講座となった。計画変更にはなったが、ステイホームが多くなり、心のバランスを取るのが難しくなっているこの時期には、大切な講座と考えている」とオンラインの可能性や情報発信ツールの養成講座などの必要性について話した。「これからはユーチューブやZoomなど、今日使用したようなシステムが有効に使われるように感じている」とも。
参加者は小学生も多く、男女を問わず幅広い年齢層の参加があった。東部公民館の河上優奈さんは「ありがたいことに、40人余りが熱心に参加していただけた。今日の講座のような知識は、コロナ禍が収まった後も、情報発信の大きな力になると思う」と今後の展開に期待を寄せた。