「第19回ふなばし三番瀬クリーンアップ」が10月23日、ふなばし三番瀬海浜公園前砂浜(船橋市潮見町)で開催され、多くの参加者が集まった。
今年は2年ぶりに清掃活動を行い、開会式では三番瀬への関心を深める目的で行われたポスター用絵画コンクールの表彰も行った。テーマは「三番瀬(または海)」で、市内小学校6校の応募作品320点から最優秀賞1人、優秀賞5人を表彰した。
清掃作業は二手に分かれ約1時間かけて実施した。A班が船橋航路、B班が市川航路の突堤まで、それぞれ歩き、中央の本部に向かってゴミを拾いながら歩いた。
同日、日本大学生産工学部土木工学科によるマイクロプラスチックの調査が船橋航路側で行われ、多くの人が調査に関心を持って参加、見学した。マイクロプラスチックとは、プラスチックが正しく処理されず海へ流れ込んだプラスチックゴミを指す。海に流れ込んだプラスチックゴミは、波の力や紫外線により細かく分解され、それがマイクロプラスチックになる。
作業終了後、三番瀬の貝殻で人形作りやマイクロプラスチックを使った万華鏡作りが行われた。親子で参加した小学生の兄弟は「プラスチックのゴミが多く、ペットボトルのふたもたくさん落ちていた。捨てている人はどんな気持ちなのかな」と話していた。
今回の参加者は267人。船橋市環境部環境政策課課長補佐の大谷忠一さんは「想定より100人を上回る参加者だった。興味のある方が多いことを感じ、こうしたイベントを楽しみにしている方も多いと感じた」と話した。