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船橋・高根台にハードパン専門店「せいわや」 手作り酵母と長時間・低温発酵にこだわり

「せいわや」店主の田村静奈さん

「せいわや」店主の田村静奈さん

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 ハードパンの専門店「せいわや」(船橋市高根台6)が3月7日、高根台団地近くの閑静な住宅街の一角にオープンした。

手作り酵母と長時間・低温発酵のハードパンが並ぶ=船橋・高根台にハードパン専門店「せいわや」

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 店主兼パン職人は田村静奈さん。夫の和済(かずなり)さんが経営し、コーヒーの焙煎(ばいせん)も担当する。 店舗面積は約3坪。カウンター裏にドイツ窯のある工房スペースがあり、毎日10~12種類のハードなドイツパンを焼き上げる。「油脂や卵、乳を使わないので健康的」とハードパンのこだわりを話す静奈さん。

 ライターやカウンセラーとしてキャリアを重ねていた静奈さん。仕事との関わり方を見直すため、2021年に市内の創作レストランに仕事の場を移したが、すぐにパン作りの楽しさに目覚め、専門書を読みあさり勉強を始めたという。

 昨年2月ごろには、高根台のマルシェで焼き菓子販売を開始。いつか自分で店を持ちたいと考えるようになった。高根公団駅前で空き店舗を見つけ、不動産業者に出向いたが家賃や諸経費の金額に驚き一度は諦めかけたが、そうした折、マルシェで出会ったドイツパン店「ミモザ」店主の鈴木和子さんから店舗承継を持ちかけられ、「せいわや」を開くことになった。

 国産小麦とフランス伝統製法のゲランド塩を使う。現在7種類ある酵母も全て手作り。低温で長時間かけて発酵させることで小麦粉の香ばしさや酵母の風味を最大限に生かすことにこだわっているという。

ハードパンは「全粒粉カンパーニュ」(750円、ハーフサイズ390円)、「天然酵母バゲット」(350円)、「ノアレザン」(650円、同340円)など、ドイツパンは「ロッゲンブロート」(800円、ハーフサイズ420円)、「ヴァイツェンミッシュブロート」などを用意。マフィンやベーグル、スコーン、焼き菓子も販売する。

 営業時間は11時~15時。月曜・水曜・金曜・日曜定休。営業日やメニューなどはインスタグラムで知らせる。

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