船橋警察署が「夏の犯罪抑止および交通安全キャンペーン」の一環で、ビビット南船橋(船橋市浜町2)で7月23日、タレントの倉持春希さんを一日署長に迎えてPRイベントを開いた。
Eテレでの歌と踊りも披露=Eテレ「いないいないばあっ!」のはるちゃん
千葉県出身の倉持さんは3月まで、NHKのEテレ番組「いないいないばあっ!」に出演。登場すると子どもたちが一斉に「はるちゃーん」と声をそろえる人気ぶりだった。
今回のキャンペーンは、子どもたちが夏休みを迎え、犯罪や交通事故の増加が懸念されることから、市民の生活・安全を確保していく気運を高めることを目的で実施した。
同署の石田武弘署長は「例年より犯罪が増加傾向にあり、とくに船橋市の『電話de詐欺』の被害は今年だけで2億5,000万円以上に及ぶ。防犯意識・交通安全意識のさらなる向上を図りたい」と話した。
石田署長から一日署長の委嘱状を受けた倉持さんは「自転車に乗るときは鍵を忘れず、ヘルメットを着用しよう」「暗くなったら反射シールなどを使って事故に遭わないようにしよう」と子どもたちに訴えた。
千葉県警の「よくし隊レディ・あおぼーし」による安全教室では、標語「イカのおすし」を紹介。大声を出す練習では「助けてー」という子どもたちの声が会場に響いた。サイバー犯罪対策課によるインターネット安全教室では、一度掲載した情報を削除することが困難である「デジタル・タトゥー」について説明。
最後は、はるちゃんが「ふしぎなポケット」「やまびこごっこ」などの歌と踊りを披露し、参加した子どもたちが一緒に踊る様子も見られた。終了後、子どもたちに防犯を呼びかけるグッズ300セットを配った。