船橋競馬場(船橋市若松1)で8月19日、コロナの影響で延期になっていた「真夏のスパイシーフェスティバルwithクラフトビールまつり」が、3年越しに初開催された。
サンバで盛り上がる会場=船橋競馬場で「スパイシーフードとクラフトビールまつり」
主催はふなばしブラックマーケット実行委員会。実行委員の山田直大さんは「船橋はこれからも多くの人が集まる場所であってほしいと願っている。『船橋ヘルスセンター』があった当時のようなにぎわいを、さまざまなイベントを通して創出していく『ふなばしブラックマーケットプロジェクト』の一環」と話す。
開門前から大勢の人が詰めかけ、午前中だけで約1000人の来場者があった。「スパイシー牛タン」「スパイシータコス」など、スパイシーフードを提供する15台のキッチンカーが並び、クラフトビールなどの販売も。子ども向けのワークショップも開いたほか、ハンドメード小物も販売した。
パドックでは水鉄砲イベントを行い、多くの親子連れが楽しんだ。中央ステージでは、スチールパンサークルやバグパイプの演奏、フラダンスなども披露。サンバカーニバルの行進が会場を練り歩き、ステージに上がってサンバのダンスが披露されると会場は一層盛り上がりを見せた。
「船橋競馬場に初めて来場した」という30代主婦は「きれいな場所でびっくりした。暑いが、ビールとスパイシーな肉がおいしい。またこうしたイベントがあれば来たい」と話していた。
山田さんは「こういう場を通じて、人と地域のつながりをもっと作っていきたい。今回が初開催だが、また来年も開催したい。恒例の行事になれば」と意欲を見せる。