船橋市内北部、北総線小室駅近くの小室公園(船橋市小室町)で8月19日・20日の2日間、「小室夏まつり」が開催された。
「思い出そう!楽しもう!もっと小室を好きになる夏まつり」をスローガンに、地域住民が家族ぐるみで楽しめることを目的に開く同祭り。昨年は規模を縮小して1日のみ開催だったが、今年は4年ぶりに2日間の開催となり、2日間で延べ約8000人が訪れた。
実行委員長の伊達禎之さんは「何十年も続いてきた伝統のある祭り。この先もまた何年、何十年と引き継がれるものにしていきたい。そのためにはまず大人が楽しみながら率先して盛り上げ、大勢の住民が関わって小室町全体で大切にしていくことが大事」と話す。
ステージではダンス、吹奏楽演奏、ギター演奏、バイオリン演奏、小室在住の演歌歌手による歌唱、「小室笑幸会」によるばか面踊り、盆踊りなどが次々と披露され、来場者を楽しませた。
初日は花火が打ち上げられ、連発で打ち上げる「スターマイン」が披露されると会場は拍手と歓声に包まれた。花火が終わった後もステージ前ではミニフェスが行われ、DJが流す音楽に合わせて若者たちがタオルを回しながら踊り、会場は笑顔と熱気に包まれた。
家族連れで来場した小室町在住の佐野さんは「4年ぶりに花火を見たが、こんなに近かったんだと思った。人も多くて驚いた」と話していた。
2日間を振り返り、伊達さんは「過去一番の来場者数で感謝。運営側と住民の皆さんとの距離も近く一体感が生まれ、改めて小室を好きになった。大好きな街として、これからも大切にしていきたい」と充実した表情で話した。