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西船・山野浅間神社で4年ぶりの祭礼 奉納演芸などは自粛

境内へと続く階段への入り口は大勢の人でごった返していた「山野浅間神社祭礼」

境内へと続く階段への入り口は大勢の人でごった返していた「山野浅間神社祭礼」

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 夏の祭礼「山野浅間神社祭礼」が6月30日・7月1日の2日間、船橋中央病院近くの国道14号線沿いにある山野浅間神社(船橋市西船1)で行われた。

4年ぶりの祭礼ににぎわう様子=西船・山野浅間神社で4年ぶりの祭礼

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 浅間神社は富士山を信仰する神社であることから、毎年富士山の山開きに合わせたこの日程で開催している。コロナ禍の影響で、2019年の開催を最後に祭礼の開催が見送られていたが、今年は4年ぶりの開催となった。

 しかしながら、まだ例年通りとはならず、開催を知らせる花火の打ち上げは消防法の関係で廃止、恒例の演芸奉納は中止、社務所内での飲食も中止となった。終了時刻も例年より1時間早い20時を終了時間として開いた。

 船橋市内では一番長いとされる参道は急峻(きゅうしゅん)な階段が続き、その細長い参道には所狭しと多くの露店が軒を並べた。夕方には一般参拝者のほかに近隣の小中学生たちが大勢集まり、境内では身動きが取れなくなるほど人があふれた。

 同神社に祭られているコノハナノサクヤヒメは、縁結び、安産、子育てなどが神徳とされている。昔この辺りが農家の集落だったこともあり、作物の育成を含め、夏を無事に過ごせるようにと祈願する「夏越(なご)し」、家内安全なども祈願された。境内にはかつて御手洗池があり、地域住民からは「次郎太郎の池」と呼ばれて信仰を集め、独自の子育て伝承が残っている場所でもある。

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