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船橋出身シンガー・声松優一さんの楽曲がドラマED曲に 6年越しに音源化

声松優一さんのアーティスト写真

声松優一さんのアーティスト写真

 船橋市出身・在住のシンガー・声松優一さんの楽曲「day To day」がチバテレビ制作ドラマのエンディングテーマに採用され、5月14日に放送が始まった。

船橋の音楽イベント「ふなばしミュージックストリート」の実行委員長の経験もある声松優一さん(左)

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 同曲は2019年の房総半島台風をきっかけに生まれた楽曲で、これまでライブ会場のみで披露してきた。人生に葛藤を抱える登場人物を描くドラマ作品と、自身のこれまでの歩みが重なり、ファンからの音源化を望む声も後押しとなり、6年越しの音源化につながった。

 ドラマは、野球選手としての夢を断念した主人公が自らの人生と向き合うヒューマンドラマ。俳優の白鳥大地さんと下谷あゆさんがダブル主演を務める。声松さんは「限られた時間の中でどう生きるかを描く作品。自分自身の経験とも重なる部分があった」と話す。

 エンディングで流れる「day To day」は、「日々をどう生きるか」を静かに問いかける内容。曲は、令和元年房総半島台風直後に開いたチャリティーライブで誕生した。当初は「不謹慎かもしれない」とライブ中止も検討したが、仲間との話し合いの末、支援イベントとして開くことになった。来場者に被災への思いやその時感じたことを書いてもらい、その言葉を元に、その場で制作した楽曲だった。「皆さんの言葉から一曲書く」と宣言したものの、本番までにメロディー制作が間に合わず、ステージ上で歌いながら完成させたという。観客が涙を流す場面もあり、その後もライブのみで歌い継いできた。

 一方で長年、自身の音楽活動に対する葛藤を抱えていたという声松さん。20代でメジャーデビューし、映画主題歌やタイアップも経験したが、契約終了後は「売れなかった人」という意識が強く残ったという。

 ボイストレーナーや合唱団運営など後進育成に力を注ぎながらも、「自分自身の心にブレーキをかけ、自分の夢をどこかで諦めていた」と振り返る。人を応援する活動に打ち込む一方、自ら前面に立つことには迷いがあった。転機となったのは、近年経験したうつ病の発症や交通事故。命に関わる出来事を経て、「なぜ自分は生かされたのか」を考えるようになったという。声松さんは「残された人生を音楽に使いたいと思った」と話し、「成功や失敗ではなく、自分の人生のテーマとして音楽を続けたい」と話す。

 現在はボイストレーナーとして全国から受講者を集める一方、アーティスト活動も再び本格化。今後予定しているライブについても、タイトルや企画内容を、ファン参加型アンケートを通じて決めていく予定だという。

 声松さんは「仲間たちがずっと『諦めないで』と言い続けてくれた。その言葉を少しずつ素直に受け取れるようになった。ここからもう一度、自分の人生を音楽に懸けたい」と再び音楽と向き合う決意を見せる。

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