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市船商業科でコーヒー専門店「フィロコフィア」が地域連携商品企画講座

フィロコフィア社長の粕谷さんと市船商業科のメンバー

フィロコフィア社長の粕谷さんと市船商業科のメンバー

 市立船橋高校(船橋市市場4)商業科で5月7日、地域連携型の商品企画を目標とした講座が開かれ、スペシャルティコーヒー専門店「PHILOCOFFEA(フィロコフィア)」(本社:海神町南1)社長の粕谷哲さんを講師に迎えた。

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 生徒らは「応援」「地域とのつながり」をテーマにコーヒー商品のアイデアを提案し、粕谷さんが商品開発や販売戦略の視点から講評した。

 授業では、粕谷さんが商品開発で重視する考え方として、「モノではなく感情を届けること」と紹介。家族連れが多い店で販売するティラミスにカフェインレスコーヒーを使う事例を挙げ、「商品そのものではなく、それを通じて生まれる時間や体験を設計することが重要」と説明した。

 発表では、「頑張る市船生を応援したい」をテーマにしたドリップコーヒー案や、「応援してくれる人への恩返し」をコンセプトにしたカフェオレ案などを班ごとに発表。試合会場での販売や、メッセージを書き込めるパッケージ、SNS発信など、高校生ならではの視点を生かした提案が並んだ。

 「若者のコーヒーへの考え方を変える」を掲げ、苦みを抑えた甘めのアレンジコーヒーを企画した班もあった。JR東船橋駅前販売や試飲イベントを想定し、「高校生でも飲みやすいコーヒー」を目指した。生徒からは「実際に飲んでみると苦かった」という率直な感想も聞かれた。

 後半の発表では、「日常の中で手軽にスペシャルティコーヒーを楽しめる」をテーマに、校内自動販売機や駅売店で販売する缶コーヒー案や、フィロコフィアのコーヒーを使ったクッキー案も飛び出した。

 「学生に優しいコーヒー」をテーマにした班は、エナジードリンクに代わる健康志向のコーヒーを提案。売り上げの一部を船橋のスポーツ支援に充てる案も盛り込んだ。粕谷さんは「応援につながる仕組みが明確になる」と評価し、近年はeスポーツ業界でもエナジードリンクからコーヒーへのシフトが進んでいることを紹介した。

 発表会では、「魂のコーヒー(ソウルコーヒー)」という、応援曲「市船SOUL」にちなんだと見られる商品名も飛び出し、教室が盛り上がる場面もあった。

 粕谷さんは「最後はパッション。熱量がなければ商品は売れない」と語り、「高校生ならではの視点が随所にあった」と総括。今後、生徒らは今回のフィードバックを元に企画をさらにブラッシュアップし、実際に商品としての販売を目指していくという。

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