船橋市最大のイベント「ふなばし市民まつり」のフィナーレとなる「船橋港親水公園花火大会」が10月18日、船橋港親水公園(船橋市浜町2)と船橋漁港間にある船橋港で行われ、約4000発の花火が観客を魅了した。
4年ぶりに開催された同イベントは、酷暑を避けて初めての秋開催となり、それに合わせて花火大会も初の秋開催となった。
同日は有料の観客席のほか、船橋港親水公園会場、船橋漁港会場、ららぽーと第6駐車場にも無料観覧スペースが設けられた。有料の観客席については、前売り分3400席が完売し、若干数の当日券もすぐに完売するほど盛況だった。
松戸徹船橋市長は「4年ぶりに開催できて、とにかくうれしい。この辺りには、千葉ジェッツふなばしのアリーナや芝生広場などもできる。エネルギーのある街で、船橋は宝島みたいなところ。今日だけでなく、また船橋に来て楽しんでほしい。花火も楽しんで、笑顔で過ごしてもらえれば」とあいさつで述べた。
船橋市観光協会の伊藤將美会長のあいさつの後、カウントダウンが始まり、「ファイアー」のかけ声で花火が打ち上げられると、会場内からは歓声が上がった。さまざまなジャンルの音楽に合わせて次々に花火が打ち上げられた。
船橋漁港で見ていたという30代夫婦の家族連れは「船橋の花火大会は初めてだったが、間近で見られて感動した。ただ、この会場では音楽が聞こえないのが残念」と話し、40代の夫婦は「夜空と海に映る花火と両方楽しめて、船橋らしくてとても美しかった。肌寒いくらいだが、秋の花火もいい」と笑顔で会場を後にした。