「ふくろう珈琲(コーヒー)Cafe(カフェ)」(船橋市行田1)が東武アーバンパークライン塚田駅からすぐの場所にオープンして、8月1日で3カ月がたった。
左から、ローストビーフサンド、ローストチキンとたまごの全粒粉サンドイッチ=船橋に「ふくろう珈琲カフェ」
就労継続支援B型事業所でもある隣接のコーヒー焙煎(ばいせん)所「ふくろう珈琲Roastery」(ロースタリー)が運営する同店。京成船橋駅近くに移転したフレンチトースト専門店「Cour Cafe(クオカフェ)」跡にカフェを開いた。
出店のきっかけについて、代表の植草悠さんは「ふくろう珈琲ロースタリーの豆を卸し、4年間一緒に歩み続けたクオカフェには感謝しかない。地域に愛されていた店が移転し、近隣の人にまたゆっくりとコーヒーを飲んでもらえる場所を提供したいと思った」と話す。「クオカフェで働いていたスタッフも仲間に加わり、クオカフェで常連客だったお客さまが来てくれることもある」とも。
大きなガラス張りの窓に囲まれて開放的な雰囲気の約20坪の店内には、2~4人がけのテーブル席計20席を備える。「ファミリー層が多い住宅街にあるので、小さな子ども連れの人たちにも快適に過ごしてほしい」という思いから、ベビーカーで来店してもゆとりがあるよう席数を少なめにした。
フードは、ローストビーフサンド(1,000円、ハーフサイズ600円)のほか、ローストチキンと卵の全粒粉サンドイッチ(750円)など4種類。スープとドリンクが付くサイドメニューセットはポテトセット(700円)とサラダセット(850円)を用意する。一部の商品はテイクアウトも可能。
パンは、就労継続支援B型施設の「ろーずまりー」(田喜野井)のパンを使用。仕入れのタイミングにより、店頭でパンを販売することもあるという。
ドリンクは「ふくろう珈琲ロースタリーで焙煎(ばいせん)した豆を使ったスペシャルティコーヒー3種(600円~)やカフェインレスのデカフェ(700円)も用意する。水出しコーヒー以外は、注文が入ってからハンドドリップで提供する。コーヒーのお代わりはは一律300円。
植草さんは「スタッフみんなで試行錯誤しながら頑張っている。犬連れの人にも楽しんでもらえるよう、年内にはテラス席も用意したい。より多くの人に楽しんでもらえるよう、少しずつ楽しみながら雰囲気作りをしていきたい」と意気込みを見せる。
営業時間は11時~17時。水曜定休。