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船橋・浜町の2自治会が合同で初の「防災フェア」 起震車で震度7を体験

「防災フェア」の運営メンバー

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浜町商店街近くの浜町北公園(船橋市浜町1)と高架下浜町広場で9月8日、浜町西町会とファミリータウン自治会合同の防災活動が行われた。

船橋・浜町の2自治会が合同で初の「防災フェア」 起震車で震度7を体験

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 浜町にあるマンションのファミリータウンは建設時期が異なったことから、同じエリアでありながら、1~2号棟のファミリータウン自治会、3~10号棟の浜町西町会の2つの自治会がある。「同じエリアに住んでいるので防災も同じ準備をする必要があるため、両自治会で協力して防災活動を行うことにした」とファミリータウン防災委員会の笠木明さんと浜町西町会の高畑寛さんは開催に至った経緯を話す。

両自治会はこれまで、玄関ドアにカードを掲示したり窓から黄色い旗を掲示して安否確認を行う訓練を年1、2回行ったり、今年3月には船橋市役所危機管理課から講師を迎えて防災セミナーを開いてきたが、体験型の防災活動を行うのは今回が初。

 当日は地震体験、煙中体験、消火器訓練、防災用品展示販売の4つのブースを用意し、スタンプラリー形式でスタンプが全部集まった人を対象に災害備蓄用保存パンなどを手渡した。

 地震体験コーナーでは、起震車に乗って実際に震度5や7を体験。小学5年の女児は「震度7はお尻がぽんぽん跳ねてびっくりした」と話し、その父親は「起震車で震度7を体験したのは初めて。大きな揺れを実際に体感できたのは貴重な体験。地震に備えて家の中を再点検したいと思った」と話していた。

 消防車乗車体験をした小学3年の男児は「3歳の弟が消防士になりたいって言っていたので、一緒に乗れてうれしい」と話し、その母親は「いろいろな体験ができていい経験になった」と話していた。

 防災備品の展示即売コーナーを担当した三和商事(市川市)の田中雅之さんは「防災用品を実際に目で見て触ったりできるので、こうした機会にいろいろな防災用品があることを知ってほしい」と呼びかける。

 高畠さんは「地震や災害はいつ起こるか分からないので、防災活動を通して意識を高めてもらいたい」と呼びかける。

 両自治会は防災活動の一環として9月22日、浜町公民館と共催で「在宅避難のススメ」をテーマとした船橋SLリーダーによる講演会を開く予定。

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