船橋和太鼓連盟の定期演奏会「第3回 饗縁」が10月13日、薬園台高校(船橋市薬円台5)の文化ホールで開催された。
コロナ禍の影響で2019年以来5年ぶりの開催となる今回。来賓の松戸徹市長は「船橋和太鼓連盟は、市民祭りや市の行事にいつも参加してイベントに勢いをつけてくれるので、ありがたい」とあいさつした。
オリジナルの合同演奏曲「連鼓(つれづつみ)」で演奏がスタート。子どもが活躍する「高野太鼓」「和狼太鼓」「鼓杉会」「さくら太鼓」、女性の演奏者が多い「芝六太鼓」の5団体が、それぞれ個性的で特徴のある演奏を披露。舞台上だけでなく舞台下にも多くの大太鼓を並べ、観客は迫力のある太鼓演奏を楽しんだ。
演奏会の最後に船橋ゆかりの曲「海老川音頭」が演奏されると、舞台下や通路では観客も一緒に踊り始め、会場は大いに盛り上がった。
会場となった同校の高野裕校長は「本校は、地域の方と密に連携を取り、開かれた学校づくりを目指している。今日の演奏会のようなイベントは、地域の方に本校のことを知っていただく機会にもなり、地域の文化的な活動や住民との交流にも役立つと思うので積極的に協力していきたい」と話した。
主催した船橋和太鼓連盟の大久保春雄会長は「コロナ禍で会員減少に苦しんだ団体も多いが、最近は活動に勢いが出てきた。演奏会の度に素晴らしいホールを使わせていただきありがたい。この学校の先輩・卒業生が照明や音響の手伝いを協力してくれて感謝でいっぱい」と話した。