
東船橋に本店を構えるラーメン店の2号店「じゃんじゃん船橋店」(船橋市本町2)が1月8日、船橋駅南口から徒歩5分の場所にオープンした。
経営するのはベトナム人のナムさん。留学生として訪日し、自動車整備専門学校卒業後、大学で経営を学んでいる時に「じゃんじゃん」でアルバイトをした経験を持つ。卒業後は飲食店に就職し、後に起業した。
2017(平成29)年に同店の経営権を買い取り、技能実習生などのベトナム人対象の人材派遣会社も立ち上げた。「ベトナム居酒屋なども展開していたがコロナ禍で赤字になり大変だった。そんな中でも何とか生き残ってきた」とナムさんは当時を振り返る。
ベトナム本国では製麺所「ハッピー村」やラーメン店のチェーン「ハッピーラーメン」も展開。「最近になってようやく日本国内での事業も落ち着いたので、2号店を開店することができた」とナムさん。今後5年間で3店舗を開業していく見込みだという。
カウンター8席とテーブル席8席の計16席を備える店内。カウンターから調理場が見えるオープンキッチンスタイルで、カウンター席を中心にしたレイアウトに仕上げた。
メニューはみそ味を中心に構成。「味噌(みそ)担々麺」を新たな看板メニューに加え、甘みそこうじを使った「甘麹(こうじ)生味噌らーめん」(950円)を船橋店開店に合わせて開発した。同店では本店にはないみそ味のバリエーションも提供する。
店長は本店で腕を振るっていた中川三成さんが担当。「みそラーメンの専門店として、地域の皆さまに愛される店を目指す」と意気込みを見せる。本店の店長にはベトナム人のレフさんが就き、今後の出店に向けて人材育成にも力を入れていく。
営業時間は11時~24時。