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船橋・本町に専任焼き師が提供する「魚焼肉」 焼き肉店「将泰庵」が新業態

分厚い切り身で提供する「本日の厚切り魚(うお)焼肉5種盛り合わせ」(3,001円)。「赤酢めし」付きは3,298円

分厚い切り身で提供する「本日の厚切り魚(うお)焼肉5種盛り合わせ」(3,001円)。「赤酢めし」付きは3,298円

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 「魚乃焼肉屋 徳川商店」(船橋市本町3)がJR船橋駅から徒歩8分ほどの場所にオープンして、8月20日で2カ月がたった。

(左から)山将の山口さんと将泰庵「徳川商店」の林さん=焼き肉店「将泰庵」が新業態

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 同店は、同所が2011(平成23)年の創業の地ともなる焼き肉店「将泰庵」(本町3)と、船橋市地方卸売市場に入る水産仲卸業者「山将」(市場1)が協業して開いた。

 コンセプトは「肉を焼かない焼き肉屋」、焼き肉スタイルで魚を焼く「魚(うお)焼肉」の専門店となる。同所ではこれまでしゃぶしゃぶなど多彩な業態を展開してきたが、同社の木原徹社長と「山将」代表・山口将太さんにつながりがあったことから、新たな路線を打ち出した。

 「山将」は主にすし店などをはじめとした飲食店に鮮魚を提供しており、市内では市場内の「大乃屋食堂」のほか、日本料理店、フレンチレストランなどにも納品している。「『魚焼肉』と聞いたときは、せっかくの新鮮な魚介を焼くというのは正直もったいないなと思っていたが、焼いた大トロはカルビのよう、トラフグは塩とレモンで味わうとタンのようにも感じられて、これは一緒にやってみたいと思った」と山口さん。

 店内には、テーブル5卓20席、小上がりの座敷に8席を備え、一人客から家族連れまで幅広い層に対応する。提供時には、専任の「焼き師」が魚介を焼き上げ、レアで提供する。 

 「本日の厚切り魚(うお)焼肉5種盛り合わせ」(3,001円)では、マグロ、サーモン、ブリ、タイ、トラフグなど、「その日最も脂がのった魚」を使う。「写真では伝わりにくい」という切り身の厚みに、実際にテーブルで見て驚く来店客も少なくないという。

 メニューには「カルビ」(一魚581円)、「上カルビ」(一魚801円)とあるが、「カルビ」はマグロの赤身を指し、「上カルビ」は中トロを指す。将泰庵の営業本部長・林正朗さんは「メニューを見て、『これってどういうこと?』と質問するお客様さまいらっしゃる」と話す。「船橋から新たな旋風を巻き起こしたい」とも。

 ドリンク類には、魚介に合わせた日本酒やワインも豊富に取りそろえる。ジンソーダの「徳川サワー」、ガリを混ぜた「寿司(すし)屋のサワー」、大葉をのせた「大葉サワー」(以上638円)は「名物3大サワー」として提供している。一品料理では、「絶品カルビのユッケ」(1,868円)、「焼肉屋のなめろう」「粋天(いきてん)~なめろうの天ぷら~」(以上878円)などを用意する。

 営業時間は17時~23時。

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