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市船野球部が小学校で出前授業 「ベースボール5」で地域のつながり深める

授業の最後には児童たちが試合形式に挑戦

授業の最後には児童たちが試合形式に挑戦

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 市立船橋高校(船橋市市場4。以下、市船)3年生野球部員によるスポーツ交流授業が11月27日、船橋小学校(本町4)で行われ、6年生児童が体育授業の一環として野球型スポーツ「ベースボール5(ファイブ)」を体験した。

市船生と子どもたちで記念撮影も行った

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 同取り組みは、市船野球部による地域連携活動の一環として初めて行われたもので、スポーツ振興と児童・生徒それぞれの「人間的成長」を目的としている。市船野球部3年生部員11人とマネジャー2人の計13人が授業を行い、講師役を務めた。

 ベースボール5は、グローブやバットを使わず、ゴムボール1つでできる球技。狭いスペースや、都市部でも気軽にプレーできるのが特徴。1チーム5人制で、公式大会では1チームは必ず男女混合で結成し、男女各2人以上の出場が義務付けられている。

 市船野球部長を務める押尾友裕教諭は「小学校の体育では野球型スポーツを授業に取り入れなければならず、学校によっては『ティーボール』を取り入れている学校も多い。しかしティーボールの場合はバットが必要だし、バットでボールを打つことが難しいという児童もいる。でもベースボールファイブならバットは使わないし、狭いスペースでできるので、より多くの人が楽しみやすいスポーツ」と話す。

 当日は3~5校時、時間ごとに6年生が1クラスずつ授業を受けた。今回、市船生は探究学習の一つとして取り組み、事前に教え方などを練習した上で挑んだ。授業ではルール解説のほか、実際にキャッチボールやバッティング練習に取り組み、最後にゲーム形式で対戦も行った。

 6年の小出和直さんは「野球は草野球でやったことはあったが、ベースボール5は初めてだった。(市船の)甲子園の試合はオンラインで観戦していた。今日会ってみたら、皆さん格好よかった」と話していた。

 指導した市船生の一人は「小学生が楽しんでくれてうれしい」と話し、野球部の海上雄大監督は「生徒たちにとっても大きな学びになった」と振り返る。市船生の中には小学校教諭を目指す部員が複数人いたこともあり、船橋小の野木英表校長は「小学生と接するとすごく楽しい。小学校の先生は、とてもやりがいのある仕事。皆さんこれからも頑張ってください」と市船生にエールを送った。

 市船野球部、同部マネジャー、ソフトボール部員から成るメンバーが12月14日の「ベースボール5」ユースの部地区大会に出場することが決まっている。

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