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イケア船橋でワークショップ-商品で「インフォグラフィックス」ポスター制作

店内を歩いていろんな商品を眺めているうちに、新たなアイデアが湧いてくる参加者も

店内を歩いていろんな商品を眺めているうちに、新たなアイデアが湧いてくる参加者も

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 イケア船橋(船橋市浜町2、 TEL 050-5833-9000)で11月24日、イケア「ソフトトイキャンペーン2013」の一環として、イケア・ジャパンとこども国連環境会議推進協会の共催によるワークショップが開催された。

イケア商品を使い中学・高校生がインフォグラフィックスを体験(関連画像)

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 同キャンペーンは、イケアストアで販売しているソフトトイや絵本を購入する度、1ユーロ(約100円)がユニセフとセーブ・ザ・チルドレンで実施している教育プログラムに寄付されるというもの。今回で3回目となるインフォグラフィックスのワークショップには、市内在住の中学生・高校生だけでなく首都圏各地から26人が参加した。

 参加者にはワークショップに入る前に、まず途上国の現状について説明がされた。日本では若者の識字率は100パーセントだが、読み書きができない国があることが語られた。

 世界の識字率の割合は、読み書きができる子どもとできない子どもの比率が4対1というデータを元に、本題のワークショップへと進む。東京工芸大学の講師福島治さんの指導の下、イケア商品を使ってインフォグラフィックスで表現、ポスターにしていく。インフォグラフィックスとは、情報、データ、知識を視覚的に表現したもの。問題を知るだけではなく、子どもたちが自分で表現し、伝えることで、主体的に行動していくことにつながるという。

 ワークショップは学年別に4つの班に分かれ、さらに2~3人のグループを組んで行われた。各グループにはサポーターと呼ばれる大学生や社会人のスタッフが付き、アドバイスした。

 構想を絵にした後、ワークショップで使う商品を探すためのストアツアーを行った。店内を歩きながら、カタログで先に目星を付けた商品を探す参加者ら。しかし、店内を歩いていろいろな商品を眺めているうちに、新たなアイデアが湧いてくる参加者も。

 「難しかったけれど、店内を歩いていると、いろんなアイデアが出てきて楽しかった」と参加者の大平将太くん。サポーターの萬香里さんは「ストアに行ってみないと分からないこと、出ないアイデアがある」とも。

 作品の撮影をし、その発表を通して作品への思いをプレゼン。最後に福島さんによる講評があり、全員で記念撮影をして終了となった。「参加した子どもたちが学校へ戻り、ワークショップを通して得た知識を広めてくれるでしょう」と、こども国連環境会議推進協会の井澤さん。

 西村潤太くんは「陽が当たり大きく成長する花と、可能性はあるのに陽がたくさん当たらないがために大きくなれない花を4対1の比率で表現した。照明で太陽を表現しようとしたが、ストアツアーでいいものを見つけた」と語った。「イケアはカラフルな商品が多く構想しやすかった。たくさんのアイデアが出てきたのでサポーターとしてやりやすかった」とサポーターの中澤湧さん。

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