船橋市に本社を持つ石井食品のコミュニティースペース「ヴィリジアン」（船橋市本町2、TEL 047-431-2673）で10月初旬から、ランチ営業が始まった。

時短調理の提案なども行う店内（関連画像）

　船橋の佃煮屋から発展し、無添加食材やミートボールで知られる「石井のおべんとくん」シリーズなどを展開する同社。今年8月、社屋改装に伴い1階に新設した同スペースでは、石井食品の商品を温めたり、ひと手間加えたりしたアイデア料理などをランチセットとして企画。「塩分や低カロリーに気を配った商品展開の当社だからこそできる」という素材の味を生かしたメニューや、野菜が多く採れるメニュー、管理栄養士監修による栄養バランスのとれたメニューなどを1日20食限定で提供する。

　当初、近隣住民のコミュニティースペースとして開設したが、10月初旬からランチ営業を開始、10月中旬から週替わりメニューのランチセットも増やした。

　週替わりランチメニューは、古代米入りの玄米を使用したクリームリゾット、ナスとひき肉のキーマカレー（以上、550円）、大鵬（たいほう）のちゃんこ鍋など。どのメニューも300円追加でサラダとスープがセットになる。

　ドリンクは、ウーロン茶、ホットコーヒー（以上、100円）。有機豆を焙煎（ばいせん）したホットコーヒー、アイスコーヒー（以上、200円）。千葉県産の食材を使用した房総サイダー「すいか」「びわ」「梨」（以上、150円）も用意。カフェとしても利用できる。

　店内面積は約50坪（コミュニティーフロア部分）。席数は36席。テーブル間をゆったりと広めにとってあるため隣の席の会話などを気にせず利用することができる

　子どもが自由に遊べるキッズスペースも備え、近所にある幼稚園の送迎を終えた親たちのおしゃべりスペースや近隣の企業が会議やミーティングに使う例も増えているという。

　同スペースで働くスタッフには子育て中の母親が多く、子どもの対応や子育ての悩みや気持ちがよくわかるスタッフが多いのも特徴という。キッズスペースや絵本スペース、壁が全面ホワイトボードになっているスペースなど、随所に子どもたちを飽きさせない工夫が凝らされている。

　営業時間は11時～19時。ランチタイムは11時～14時。