船橋駅前のフェイスビル(船橋市本町1)5階の市民活動サポートセンターで1月31日、市民活動のPRイベント「ようこそ市民活動ふれあい広場」が行われ、ボランティアや市民活動に興味を持つ約500人の市民が集まった。
同企画の開催は今年で7年目。「市民活動サポートセンター」が2004年に開設され、3年を経て市民活動団体の登録が増えてきたことから、より多くの市民にPRを行う機会を設けようと実施されたもの。サポートセンター登録団体の活動紹介パネルの展示と、活動報告のプレゼンパフォーマンスで構成される。
市民が積極的に市民活動に参加することで、市が活気づくとしている船橋市。仲間ができることで孤独死の防止や、体を動かすことで介護や医療の予防、外出先で人と会う機会が増えることで消費の喚起につながるなどとして、市民活動を後押ししている。
市政においても市民ボランティアの参加なしには回らないものも多く、多くの市民が市民活動に参加することで市政に興味を持つことを期待している。
昨年は同センターの開設10周年に当たり、活動報告のプレゼンとパフォーマンスを、きららホールを借り切って大々的に実施した。今年は、船橋駅前総合窓口センターのロビー部分を使用。1団体当たり4分間で、プレゼンおよびパフォーマンスを実施した。
今年は、プレゼンテーションの部に19団体、パフォーマンスの部に7団体、パネル展示に44団体と、延べ70団体にも及ぶ市民活動団体が集まった。多くが環境や教育、医療や福祉など公共の福祉に関する分野で、市の運営に協力する団体。
この日、会場には60代後半から70代以上を中心に約500人の市民が集まり、各団体が行うパフォーマンスやプレゼンテーションを熱心に見学した。これからボランティア活動に取り組みたいという来場者は、活動紹介のパネルとともに構えられたブースに足を止め、担当者と情報交換を行っていた。
同企画の所管部署、市民協働課の松田道郎課長は「趣味の延長から市政に関わるボランティアまでさまざまな市民活動があり応援していきたい。市民力が市の活気につながるので、市民活動に参加しやすい環境をつくっていく」と話す。