「フットサルを通じて楽しみながら東日大震災からの復興に協力したい」と、船橋市運動公園(船橋市夏見台6)で12月23日、市内のサッカー愛好者の若者がチャリティー目的のフットサル大会を催した。
主催は、船橋情報ビジネス専門学校に勤務する笹子孝幸さん(28)。笹子さんは、東日本大震災以後に世間で行われている義援金募金活動やチャリティー活動を見て、「自分たち教育者も何かできる事があるのでは。いや、自分たちこそやらなければならない立場だ」と考え、同大会の構想を描いていたという。
構想を相談しながら詳細を煮詰めていき、実際に運動公園の体育館のスケジュールを押さえることができたのが11月初旬。普段からフットサルを楽しんでいる仲間内や勤務先の同僚、教え子に呼び掛け参加チームを募った。
参加費は1人1,000円で、参加チーム同士が全て対戦できるようリーグ戦形式をとった。参加したのは、同校現役生のチーム「FJB1年生」「FJB2年生」に加え、同校教員が主体の「ティーチャーズ」、笹子さんの所属する「Amizade(アミザージ)」、同校OBなどによる紹介の「Aoki」と「teambb(チームビービー)」の6チーム。
この日、「チームビービー」のメンバーとして参加した宮崎清人さん(22)は「バイト先の友人から聞いて参加した。楽しみながらチャリティーに参加できるのは素晴らしい。こういった活動をもっと広げるべき」と話していた。
「僕たちが率先して動いていく事で『継続して続けられる支援の輪』が広がれば。チャリティー活動を通じて多くの仲間ができるのも魅力」と笹子さん。
今回は、参加費の中から会場使用料を差し引いた3万800円を募金に充てる予定。