![国内最大のドトールコーヒーショップ船橋南口店](https://images.keizai.biz/funabashi_keizai/headline/1425360612_photo.jpg)
船橋駅南口近くに2月23日、国内最大面積となる「ドトールコーヒーショップ船橋駅南口店」(船橋市本町1、TEL 047-460-8522)がリニューアルオープンした。
SCAJのアドバンスド・コーヒーマイスター資格を持つオーナーの梶真佐巳さん(38)(関連画像)
船橋駅南口のロータリーに面した辺りでは、喫茶店、カフェが全閉店し「カフェ難民」が一時話題になった。同店を訪れた利用者は「カフェの無いストレスが一気に解消された」と安堵の表情を見せる。
同店は、リニューアルによって隣のエクセルシオールカフェ船橋駅南口店があったスペースも吸収し、店舗面積は30坪から約83坪に、客席数は44席から144席と約3倍の大きさになった。オーナー店舗である同店は、国内の直営・フランチャイズ含めたドトールチェーンの中でワンフロアの店舗面積が最大という。
席は完全に分煙となり、禁煙111席、喫煙35席。カウンター席は、禁煙席には39席、喫煙席は21席をそれぞれ用意する。テーブル席も隣席との間隔が以前より広くとり、全体的にゆったりとした空間を提供している。
店舗の南東入り口付近では、チェーン内でも珍しい「特別席」を用意。ハンドドリップで入れたコーヒーを試飲できるカウンター5席を設けている。
「コーヒーの入れ方や、同じ豆でも入れ方によって味に大きな違いがでることを体験できるコーナー開設はかねての夢だった」と同店オーナーでSCAJのアドバンスド・コーヒーマイスター資格を持つ梶真佐巳さん(38)は特別席にかける思いを話した。
「ドトールコーヒーはチェーン店だから『そこそこの豆で、安くコーヒーを手早く飲ませる場所』というイメージを払しょくしたかった。本来、ドトールコーヒーチェーンは、国内最大の焙煎珈琲の会社」とも。
特別席では、焙煎豆を購入し自宅でコーヒーをいれる客向けにドリッパーセットの在庫も充実させた。手軽な入門タイプ(890円~)から専門性を追求したもの(1万円程度)まで常時10~15種を展示販売する。
ハンドドリップと機械でいれたコーヒーとを飲み比べた40代の女性客は「全然味わいが違う。飲んだ後の口に残る深みが全く違う。冷めるともっとはっきり違いが分かる」と話す。
オープン初日の来店客は2020人。この日の売り上げは100万円を超えたという。ドトールとエクセルシオールの平均来店客数を合わせても1日1500人、売り上げは60万円程度だったことから、初日は多く見積もっても1800人程度の来店と予測していた同店スタッフ。
「今年一年間を通してチェーン全体でも、1日での最大売り上げを記録したかもしれない」とオープンの応援に駆け付けた本部スタッフも驚きを隠せない様子だった。
営業時間は6時~22時。