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市立船橋サッカー部 伝統校対決で清水商業を3-0完封-セットプレーで2得点

1年間練習してきた「セットプレー」からの2得点で突き放す

1年間練習してきた「セットプレー」からの2得点で突き放す

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 第90回全国高校選手権の3回戦が1月3日に行われ、市原臨海競技場(市原市)会場での2試合目で市立船橋高校が清水商業高校(静岡)と対戦し、伝統校対決を3-0の完封で制した。

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 県大会決勝からここまで序盤戦でリズムをつかめず本来の実力を発揮できていない感のあった市立船橋高校だが、一転してこの日は同校の持ち味が生かされた試合展開となった。ドリブル突破などで再三チャンスを作った同校、最初の得点は13分に得たコーナーキックから。FW岩渕諒選手(3年)の強烈なヘディングシュートのこぼれ球をDF米塚雅浩(3年)が押し込んだ。

 2点目は、後半14分にサイドから抜け出たDF渡辺健斗選手(2年)がもらったフリーキックを、FW菅野将輝選手(3年)が正確なキックでDF小出悠太選手(2年)の頭に合わせた。さらに、後半37分にはMF杉山丈一郎選手(3年)が左サイドから上げたセンタリングに菅野が詰めて試合を決めた。

 この伝統校同士の試合を当初から一つのマイルストーンとして捉えていた朝岡監督。清水商攻略の鍵は、「風間宏矢(3年)をどう抑えるか」だった。「チーム内で一番『肉弾戦に強い』磐瀬(1年)をマンツーマンでつけた」という大胆な采配が見事に当たり、風間選手を完封。試合後に記者団のインタビューに、「自分のプレーができなかった」と涙をのんだ風間選手の表情が全てを物語っていた。

 「1年間練習してきた」というセットプレーも大きな武器となった。「小出、種岡、岩渕はここ2週間で格段に強くなった」(朝岡監督)と評するヘディングが、この日の2得点をたたきだした。けがで長崎日大戦の出場を見合わせていた岩渕選手についても、「仲間を信じて清水商業戦に照準を合わせてきた」という朝岡采配が的中。この日の試合でも岩渕選手が多くのチャンスを作った。

 次の試合は1月5日、駒沢陸上競技場(世田谷区)で行われる対矢板中央(栃木)戦。

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