船橋アリーナ(船橋市習志野台7)で5月5日、中学生以下の子どもとその家族が無料で参加できる「船橋アリーナこどもの日フェスタ」が行われた。主催は船橋市文化・スポーツ公社。
2011年から毎年、こどもの日に合わせて開く同イベント。地域の人に施設をより知ってもらいたいという目的で、船橋東警察署や日本大学理工学部、NPO法人やスポーツクラブと連携して開催している。
スポーツ施設の利用以外に、科学的なものづくりや発電機エコ体験など、子どもの好奇心を湧き起こすブースにも力を入れているのが特徴。
体育館では温水プール、バドミントン、卓球、浴室、トレーニング施設の無料開放をはじめ、アーチェリー体験、輪投げやフリースローなどのスポーツチャレンジが行われた。また、警察車両の乗車や地震体験車への搭乗、ミニSL試乗、日大理工学部による科学体験、ソーラーミニカーを作るエコ体験があり、多くの親子連れでにぎわいをみせた。
こども科学体験「ヒートポンプを作ってみよう」に参加した天笠凌くん(小2)は、「注射器で空気をたくさん入れるとコイルが熱くなり、ビンの温度が下がるのが面白かった」と感想。父の充さんが「これは、エアコンの原理なんだよ」と説明していた。
同施設温水プール担当の小此木建人さんは「プール入場者も通常の倍以上で、最終的に700人を超える見込み」と笑顔を見せた。公社事業課長補佐の臼井益夫さんは「毎年盛況、ようやく地域に浸透してきた。秋の体育の日にも同様の催しを行う予定」とも。