船橋市の三山央町商店街が3月に立ち上げたウェブサイトが情報量とデザインの愛らしさで話題を呼んでいる。
ホームページ制作担当の「カメラの銀映堂」店主・佐藤英樹さん(左)
けやき通り沿い(船橋市三山5~8、習志野5)に並ぶ数10店舗の個人商店からなる同商店街。同サイトの管理者は三山央町商店街振興組合。国の事業の一環である「商店会の活性化支援事業」の補助金を活用し、三山央町商店街を盛り上げたいという思いで立ち上げたという。
制作担当は「カメラの銀映堂」(三山6、TEL 047-478-9980)店主の佐藤英樹さん。店の常連客であるデザイナーと共に商店街の各店舗を回り、取材や撮影を手掛け、試行錯誤しながら制作したという。
トップページには、商店街店主たちの顔や、下総三山の七年祭り大祭を目前に控えている二宮神社が登場。サイトのあちこちでいろいろなポーズで登場しているマスコットキャラクター「ミャーマ」は三毛ネコ姿の野良神様で、顔や体に「三山」の字をあしらっている。「頭には『三つの山』をのせ、眉毛としっぽには『三』、顔の模様と口の部分を『山』などとして、三山を体全体で表すキャラにした」と笑う佐藤さん。
サイトには最新ニュースや商店街の店舗一覧をはじめ、三山の歴史、SNSと連動させた「店主のつぶやき」などを掲載。今後は三山で行われる市民主催のイベントや情報なども掲載し、地域に密着したポータルサイトとして運営していくという。
「スポーツ大会やバザーなど地域の情報もどんどん掲載していきたい。住民の皆さんと商店街をつなぐ架け橋にできれば」と佐藤さんは力強く話す。