青少年交流事業を通じて船橋市と30年近い交流を持つ北海道津別町で1月30日～2月1日の3日間、町を挙げた婚活事業「出会い・知り合い・津別deデート」が行われる。

アイスキャンドルまつり

　津別町は北海道の北東、オホーツク地域の町で人口約5200人。主要産業は、林業、木材加工業や農業（野菜・酪農）など。豊かな自然に囲まれ、町内の産業は安定しているが、若い世代が少ないため町内の独身男性と船橋の女性が交流できるお見合いの機会を設けようと「地域活性化・地域住民生活緊急支援交付金」を活用し、婚活事業を行う。

　同町では、地方創生交付金を全国に向けた発信ではなく、長年交流のある船橋市に特化することで、その効果を最大限に発揮させたい考えから、ゆかりのある「船橋市」の女性にターゲットを絞ったという。

　応募資格は、船橋市に在住もしくは在勤で40歳くらいまでの独身女性。離婚歴のある人や子どものいる人も対象。定員は10人。定員を大幅に超えて応募があった場合は抽選で決める。

　婚活と同時に真冬の北海道を楽しんでもらうことも目的とする。女満別空港に集合し、津別の男性陣と合流。初日はカーリング体験やウエルカムパーティーを予定。2日目はバスでの町内見学、ランチ料理体験、スノーシュー体験、メーンとなる婚活パーティーを行い、最後には告白タイムも。3日目は網走まで移動し、オホーツク流氷館のパノラマレストランでランチ。360度の眺望から流氷を見学し、女満別空港で解散の予定。

「真冬の北海道でさまざまなアクティビティーを一緒に体験した上で、津別町男性の優しさと純朴さに触れ、恋に落ちてほしい」と、同町役場で婚活事業を担当する高橋さん。あえて冬に開催する意図について、「北海道の厳しい冬を知ってもらい、それでも北海道に住んでもいいと思ってもらえたら」と話す。

　参加費は無料。羽田空港までの交通費以外の交通費・食費・宿泊費など全ての費用を同町で持つ。申し込みは12月25日まで。専用サイト、または申込用紙の郵送、ファクス、メールで受け付ける。