船橋駅南口の繁華街が広がる仲通りの中ほどに12月26日、珍しいドイツビールなどを提供するドイツ料理店「バイエルンストゥーベ byダンケ」(船橋市本町4、TEL 047-424-3100)がオープンした。
船橋市内だけでなく県内でも常時提供する店の少ないルードヴィッヒ・ヴァイスビア
仲通りには居酒屋やラーメン店、洋食などさまざまな飲食店が立ち並んでいるが、ドイツ料理店の出店は初めて。店舗面積は約12坪。カウンター9席、テーブル12席を用意。カウンターから店内全体が見えるようなレイアウトで、内装は白い壁と木材を使い、ドイツの田舎町にある居酒屋の雰囲気を再現する。
店主は、独バイエルン州出身のストラウス ベルンドさん。13年前に来日し、船橋には9年前から住んでいる。仕事の関係で船橋に来る機会が度々あり、2014年に閉店した「ドイツ風居酒屋ダンケシェーン」に何度か訪れるうちにすっかり常連客になったという。
友人の祖父江和彦さんと一緒にダンケシェーンを訪れ、ダンケシェーンの店主、大河原克洋さんと意気投合。ダンケシェーンの閉店を機に大河原さんの後押しもあり、ベルンドさんが店主、祖父江さんが店長、大河原さんが相談役として業務を分担し開店にこぎ着けた。
「ドイツ料理といえばソーセージとジャガイモという印象が強いが、他にもおいしい料理がたくさんある」とベルンドさん。「ドイツの家庭料理をどんどん提供していきたい」と話す。店長の祖父江さんもドイツ滞在歴があり、ベルンドさんと共にメニューを考案している。
メニューは「ヴァイスヴルスト」(白いソーセージ、1本=480円)や「シュベッツェレの生クリームソース」(850円)、「シュバイネハクセ」(ローストした豚肉2~3人前=3200円)のほか、ドイツパスタやドイツギョーザなども用意。
ビールは、船橋市内だけでなく県内でも常時提供する店の少ない「ルードヴィッヒ・ヴァイスビア」の生(680円)を用意。そのほか、ピルスナータイプのビール「ビットブルガー」(650円)、ワインやブランデーなど各種を取りそろえる。
「ドイツに行かなくても船橋でドイツの味を楽しめる。味わったことのないようなドイツ料理を用意している」と祖父江さん。
営業時間は17時~24時。日曜定休。