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船橋のバリスタ3人娘がハンドドリップ全国大会へ

ドトールコーヒーショップ船橋駅南口店で働く出場者たち

ドトールコーヒーショップ船橋駅南口店で働く出場者たち

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 3月24日~25日にかけて代官山で行われたハンドドリップの技術日本一を競い合う「ジャパン ハンドドリップチャンピオンシップ2016」の関東予選に出場した船橋の店から3人の女性が、関東枠の6人中に全員入賞し、7月に行われる全国大会への切符を手にした。

ハンドドリップをする様子

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 関東大会は2日間の日程で行われ、それぞれの日程から3人ずつ、関東から6人が全国大会に出場を決めた。全国大会は、札幌・関東・大阪・福岡で選ばれた18人が出場、ハンドドリップの技術とコーヒーに関する知識などプレゼンテーションも含め全国300人に及ぶ参加者の中から頂点を決定する。全国大会の舞台は、東京都立産業貿易センター台東館(台東区)。

 今回、船橋から出場したのは成田奈央さん(24)、有坂真紀さん(22)、三木未来さん(35)の3人で、いずれもドトールコーヒーショップ船橋駅南口店(船橋市本町1)に勤務する。同店からは、昨年オーナーの梶真佐巳さんも同大会に出場し全国で9位になっている。
 関東大会初日に全国大会出場を決めた成田さんは「自分でも結果を聞いてびっくりした。なかなかない機会なので勉強のつもりで出場したが、全国大会出るからには上位を目指して精いっぱい頑張る」と意気込みを語った。

 成田さんは、法田中学校卒業生。高校卒業後、一般企業に就職したが4年前からアルバイトとして同店で勤務していた。昨年11月ごろから大会出場を目指して特訓を始め、今回全国大会出場を決めた。

 「自分の味を驚くほど前向きに肯定できたので、普段通りの入れ方ができた」と話すのは、八千代市在住の三木さん。本当にやりたいことが見えず、大学を中退。親の心配を感じながらも、目標がないままフリーターを続けていたというが、「今回の全国大会出場でコーヒーをもっと詳しく突き詰めていきたいと感じた」と話す。

 全国大会は7月24日。10分間のプレゼンテーションで2種類のコーヒーを、量を変えて3人分均一な濃さで入れ、コーヒーの特徴と自分の入れ方の特徴を説明するという高度な試験が待っている。

 3人のバリスタは、勤務シフトに合わせて同店併設のハンドドリップカウンターで腕を披露している。通常のエスプレッソマシンによるブレンドコーヒー220円に対して、ハンドドリップは380円。カウンターでは、好みの豆を選ぶこともできる。

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