八栄小学校(船橋市夏見5)グラウンドで5月28日、同校と夏見公民館主催の「熊本地震応援チャリティーコンサート」が行われた。
発案者は、同館の鈴木攻三館長。熊本地震の被災者に義援金と共に、心を込めた音楽を送ろうと、千葉県と東関東の各吹奏楽コンクールで金賞を受賞している同校器楽部に呼び掛けて実現。
ほか、千葉県を中心に活動し同館講座の講師を務めた横洲かおるさん、公民館でコンサートを開いている船橋市出身のマリンバ奏者宮野下シリュウさん、千葉市民文化祭バンドマスターのピアニスト高知尾純さんも出演した。
同校保護者や地域住民が集まる中、器楽部が「嵐~愛を叫べ」を演奏し、「銀河鉄道999」「ミッションインポッシブル」ではダンスも披露した。横洲さんは「踊り明かそう」や、自らの作詞作曲の「Yell~今、貴方へ~」などを熱唱。宮野下さんと高知尾さんは「アメージング・グレース」「冷静と情熱のあいだ」「くまんばちの飛行」を演奏。ラストは観客も出演者と共に、全員で「ふるさと」を合唱した。
コンサート終了後、同部員は「くまモン募金箱」を持ち、来場者に寄付金を募った。鈴木館長は「これから梅雨から暑い夏になるため、集まった義援金でメッセージの入ったタオルを作る予定。メッセージは皆で相談して決めたい。今日の様子もDVDにして送る」と話した。
部長で6年の池田日菜乃さんは「心を込めて演奏した。今日の演奏が熊本に届けば」と話し、顧問の渡邉江里子先生は「新入部員が多く練習時間も少なかったが、部員の今の力でできることはやれたと思う」と話した。