船橋市立三山中学校(船橋市三山6)で3月6日、陸前高田市立気仙中学校から要望のあったサッカーボールやバレーボールなどの支援物資と共に同梱(どうこん)して送るビデオレターの収録が行われた。
同校では震災直後の昨年6月、「被災地の中学生に対し何かできる事は無いだろうか」と生徒たちの応援の気持ちを込めた手紙51通を被災地の中学校へ送った。その後、岩手県大船渡市日頃市中学校から生徒一人一人のお礼の言葉と被災状況の写真が届いたという。
「もっと支援できる事は」と問いかけると、「もっと大変な思いをしている学校がある」と気仙中学校の紹介を受けたという。気仙中学校から要望のあったバレーボールやサッカーボール、バスケットボール、ユニホックスティックを、かねてから集めていたベル・マークで購入し、支援物資として送ることを決めた。
「ただ送るだけではなく支援の気持ちも送ろう」と生徒会を中心に一人一人のメッセージを書いた横断幕と全校生徒で「頑張ろう。東北。」と呼び掛けたビデオレターを送ることに決め、3年生を送る会のメーンとしてビデオレターの収録を行った。
生徒会長の加藤月乃さん(14)は「復興に向けて少しでも励みになってくれれば」とビデオレターに思いを込める。