船橋市内に古くから伝わるご当地の味「ソースラーメン」が9月1日から10月31日までの2カ月間限定で復活、市内の10店舗がそれぞれオリジナルの「ソースラーメン」を提供することが分かった。
ラーメン評論家の山路力也さんらが仕掛ける「船橋ソースラーメンプロジェクト」の一環で、今回が2度目の企画。前回は4月20日から6月30日までの期間に行われ、船橋のご当地の味が船橋駅周辺の ラーメン店5店舗などで期間限定の復活を果たしたことが話題を呼び、ネットやテレビなどでも取り上げられ一時的なブームを生み出した。
「ソースラーメン」は、しょうゆでもみそでも塩でもない「第4のスープ」としてその特徴ある「濃い茶色」のスープが、一部のラーメン愛好家や船橋市内に古くから住んでいる住人の間で知られていた。
現在では、ソースラーメンを提供する店も数少なく、山路さんは「もっと多くの人に知ってもらいたい」と、市内などで人気のラーメン店6店舗に声を掛け、同プロジェクトを立ち上げた。
「2nd SEASON」と題した今回は、前回参加の6店舗に新規参加の4店舗を加え、計10店舗が各店の個性を出したオリジナルの「ソースラーメン」を提供する。
同プロジェクト発足前から「ソースラーメン」を提供している「ソースラーメンレジェンド」(山路さん命名)店の「大輦(だいれん)」(船橋市本町4)は、プロジェクト専用に作った新メニューで参加するほか、ホルモン焼き店「おはこ」はラーメン専門店に負けじと趣向を凝らした一杯でチャレンジするなど話題にも事欠かない。
前回のプロジェクト同様に「ソース味のスープであること」だけが創作のルール。作り方や具、価格に至るまで自由とあって「どの店のソースラーメンを食べるか迷ってしまう」と早くもラーメン愛好家の間では評判だ。
参加店は、1st SEASONから参加の「拉麺阿修羅」(湊町4)、「麺屋あらき竈の番人」(本町2)、「戯 拉戯拉」(本町4)、「三代目らーめん処 まるは極」(本町1)、「らーめん BAR 963」(本町2)と八千代市内の 「千葉ラーメン拉通ra2」(八千代市神久保)の6店舗に、2nd SEASONから参加の「亀戸らぁ麺零や船橋店」(本町1)、「中華料理大輦」、「ホルモンと本格焼酎の店おはこ」(本町1)、「麺屋あらき竈の番人外伝」(西船5※麺屋あらき竈の番人と同一メニュー)の4店舗が加わる。
「おはこ」の「船橋ソースラーメン」(500円)だけは、「ラーメンのみの注文が不可」。
営業時間・定休日は、各店舗による。