中華火鍋専門店「小肥羊（シャオフェイヤン）」が4月28日、東武百貨店船橋店（船橋市本町7）7階レストラン街2番地にオープンした。同百貨店レストラン街において、5年半ぶりの新店舗となる。

店長の勝田浩美さん＝船橋東武に中華火鍋専門店「シャオフェイヤン」　千葉県初出店

　　シャオフェイヤンは中国でフランチャイズ展開する火鍋店。一時期は中国各地に700を超える店舗を構えていたこともあり、中国での知名度も高い。日本では2006（平成18）年に渋谷に1号店を開き、現在は直営・フランチャイズ合わせて20店舗以上を展開している。

　今回の出店は船橋東武からの誘いがきっかけ。船橋東武・広報担当の堀合友美さんは「若い世代にアプローチできる店を検討する中で、船橋ではまだ少ない火鍋に着目した。池袋東武で人気のシャオフェイヤンに出店を打診した」と明かす。

　小肥羊の店舗開発部長、梶原寛己さんは「小肥羊の火鍋の特徴は、他店に比べてスープに使う薬膳が多いこと。オーソドックスな唐辛子や花椒（ホアジャオ）に加え、草果（ソウカ）・甘草（カンゾウ）・当帰（トウキ）・良姜（リョウキョウ）など10種類以上の薬膳が入った医食同源の火鍋を楽しんでほしい」と話す。「辛いのが苦手な人には『白湯（パイタン）スープ』や船橋東武限定の『和だしスープ』も用意している」とも。

　ディナーでは火鍋を中心としたコース（1人前3,500円～）のほか、「よだれ鶏」（780円）や「干し豆腐の香菜（パクチー）和え」（650円）などの一品料理を提供する。火鍋はスープの種類や具材を好みで選ぶアラカルト形式の注文にも対応。ドリンクは「生ビール」（650円）、「レモンサワー」（600円）、「紹興酒5年」（グラス＝600円、瓶＝2,480円）などをそろえる。

　ランチでは火鍋・ライス・小鉢・デザートをセットにした「火鍋御膳」（1,800円）のほか、「五目炒飯（チャーハン）定食」（1,380円）や「薬膳坦々麺」（1,180円）なども提供。「ランチの定食は船橋東武店での新たな取り組み。今後の店舗拡大にはランチの強化が必要と考えており、船橋はその試金石」と梶原さん。

　レストラン街の営業時間は11時～21時。5月12日まで、追加肉の割引や金券進呈などを行っている。