船橋を拠点に活動する3人制バスケ3×3のプロチーム「SAKURA FUNABASHI」が5月17日、開幕戦に向けての意気込みと新たに女子チームを始動したことを松戸徹船橋市長へ伝えるため、船橋市役所を訪れた。
小山真実選手、品川夏帆選手、永田佳奈子選手、青木美優選手(左から)
発足2年目の同チームは、6月17日に開幕する関東甲信越地方のトップレベルのチームが集まる「S league」に出場する。今回新たに女子チームが発足し、7月に行われる「JAPAN TOUR EXTREME」(Round.6)に出場する。
チーム代表の品川恭亮選手は「女性のプロスポーツが光を浴びる存在になるようにというと思いと、社会全体の活性化に貢献したいという思いで結成した」と話す。
女子チームは、もともと5人制バスケで活動していた品川夏帆選手を中心に、永田佳奈子選手と知り合いなどに声をかけて仲間を集め、6人で活動を始めた。品川選手は「市内には女子のプロバスケチームがないので頑張っていきたい」と話し、永田選手は「世界にも挑戦したい。市と一緒に盛り上げていきたい」と意気込みを見せる。
男子チームは昨シーズン、「ららぽーとTOKYO-BAY」で開催された「3×3 S league final」に出場し、惜しくも10位という結果に。品川選手は「今シーズンも厳しい戦いになると思うが、優勝を目指して頑張りたい」と話し、大橋路哉(るか)選手は「ジェッツだけでなく3×3も盛り上げたい。子どもの目標になるように盛り上げていきたい」と熱い思いを話す。
男子チームは7人と練習生1人で活動し、「身長は高くはないが、シュート率が高く、起動力もあるチーム」と話し、女子チームは「個々の能力が高い。チームワークがいいのが強み」と話す選手ら。サラリーマンやユーチューバーなど、それぞれ仕事をしているため、都内や市内の学校の体育館で週2日ほど練習しているという。3×3バスケの魅力を幅広く伝えるため、4月は千葉ジェッツふなばしの試合のハーフタイムでパフォーマンスを披露したり、ゴールデンウイークには市内の小学校でバスケットボール教室を開いたりしたという。
松戸徹市長は「船橋市はミニバスをやっている子どもがとても多いし、レベルも上がっている。バスケが続けられる環境を整えていきたい。SAKURAのファンを一人でも多く作って、活躍してほしい」とエールを送った。