新京成線三咲駅から徒歩5分、県道288号沿いにある4つの梨農園(芳蔵園、高橋梨園、加納梨園、田中園)で7月7日、「第1回梨まつり」が開かれる。
イベントの発起人は、芳蔵園の加納慶太さん・智恵さん夫婦。「市川の『大町梨街道』のように、県道288号沿いをより多くの人に『船橋梨街道』と呼んでほしいと以前から考えていた。船橋の梨は市川より歴史が浅いが、梨まつりを通じて船橋の人にもっと知ってもらい、『船橋梨街道』の名が定着すれば」と期待を込める。
加納さん夫婦を中心に、「焼芋屋きんちゃん」の後藤良平さん、千葉県のグルメ系インフルエンサー「ゆまグルメ」さんら7人が実行委員を務める。今年1月にプロジェクトが動き始めると、高橋梨園、加納園、田中園の3園も参加を表明。地元企業からも協賛が寄せられたという。
芳蔵園に用意するステージでは、メインMCに船橋出身のシンガー・ソングライター濵津美穂さんとLiCaCoさんを迎え、市内の和太鼓チームやダンスチームがパフォーマンスを披露する。メインMCの2人がそれぞれ出演するミニライブや、「船橋のなし」のPRソングを踊る「みんなで踊ろう!NANANA梨ダンス」や「梨クイズ」などの参加型の催しも行う。
ゆまグルメさんが県内からセレクトした5台のキッチンカーが集まるグルメブースのほか、梨箱の段ボールを作る「鈴木紙工」(金杉1)が提供する段ボールアスレチックや、船橋新京成バスの制服を着て記念撮影もできる「ふなっしーバス」の展示など、子どもが楽しめるコーナーも用意する。併せて、100箱限定で梨の先行予約も受け付ける。
「初めての開催なので、周囲に迷惑をかけず、交通にも配慮して安全に開催したい」と話す智恵さん。「遊びに来る皆さんにも、車道に出ないなどのマナーを守ってほしい。交通整備などのボランティアも募集している」とも。
開催時間は10時~16時。当日はコジマ電気・JA旧三咲支店の駐車場、春田建設(二和東2)の駐輪場を開放する。今後、毎年7月4日の「梨の日」の週の日曜日に開催していく予定。