東武アーバンパークライン・馬込沢駅近くにラーメン店「らあめん きんとうん馬込沢店」(鎌ケ谷市東道野辺7)がオープンして、9月29日で3カ月がたった。
卓上に並ぶオリジナル酢。「お気に入りを見つけてほしい」と店長=馬込沢駅近くに「馬喰ろう」経営のラーメン店
経営は、馬肉を主力メニューとした飲食店を関東近県を中心に展開する「馬喰(ばく)ろう」(東京都港区)。同社の社長は鎌ケ谷市出身の沢井圭造さん。圭造さんの兄・亮祐さんは馬肉専門の加工・卸売りを手がける「NTCデリバ」(鎌ケ谷市富岡)を経営し、兄弟で馬肉の魅力を伝えている。
圭造さんは「馬喰ろう」を千葉県内で4店舗を展開しているが、居酒屋をベースとした店舗だけではコロナ禍には苦しい時期を過ごしたこともあり、居酒屋形態ではない外食サービスを展開することを考え、2021年、同社でラーメン店経営に踏み切ったという。
1号店となる「ら~めん きんとうん」(千葉市中央区)をオープンしたのは2021年10月。女性でも入りやすい雰囲気を心がけ、現在ではランチタイムは女性客で満席になることもあるという。
馬込沢駅に2号店を出店した経緯として、「馬込沢駅は、アーバンパークラインの快速が止まらない駅としては最も乗降客数が多い駅。地域人口の割にはラーメン店が少ない場所でもある」ことを挙げる。
メニューは、鶏白湯(パイタン)スープをベースにしたラーメン(930円~)のほか、「こく旨(うま)醤油(しょうゆ)ら~めん」(830円)もそろえる。持ち帰りができる「まぜそば」にも力を入れ、馬肉をのせた同店限定メニュー「馬込沢まぜそば」(1,100円)も用意する。
麺は全粒粉麺のオリジナル麺を使用。卓上には「自家製昆布酢」「れもん酢」「八角&花椒(ホアジャオ)チャイニー酢」などのフレーバー酢を置く。おつまみメニューでは、「特選さくらユッケ」「厳選馬さし」を用意するほか、「馬ステーキ丼」(以上680円)、「豚チャー丼」(480円)、「ひとくち馬ユッケ丼」(380円)などの馬肉料理も多くそろえる。
店内はモノトーンを意識した色合いで、シンプルな雰囲気に仕上げた。「多くのラーメン店は雑多感が強いので、あえて非現実なカフェっぽい雰囲気にしている。その中で、ヘルシースープにヘルシーな馬肉を楽しんでもらえれば」と圭造さん。「居酒屋で培った僕らの接客で、地域密着の地元に根付く店作りができたら。はやりものではなく、10年、20年、それ以上続く店作りに向けて頑張る」と意気込む。
営業時間は11時~15時、17時~21時。スープがなくなり次第終了。