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船橋浜町にキックボクシングジム K-1選手で看護師資格を持つ女性が開業

明るいオレンジが目を引く店舗

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 「パーソナルキックボクシング Aconite(アコニット)」(船橋市浜町1)が京成大神宮下駅から徒歩6分、浜町商店街の一角にオープンして、7月1日で1カ月がたつ。

ジムトレーナーの恵音さん

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 トレーナーの恵音(あやね)さんは現役のK-1ファイター。7歳になった年に地元・福岡でキックボクシングに出合い、半年後の大会でいきなり優勝。今年でキックボクシング歴は20年になるという。

 恵音さんは福岡県で消防隊員、救急隊員、指揮隊員として5年間働いた後、看護師免許を取得し、千葉県内の大学病院で約1年間、救命救急に携わった。その中で、若い人たちがある日突然、事故に遭って重症になり悲観している姿を多く見てきたという。「どんな病気やけががあっても大丈夫。運動を諦める必要はない。そういうジムを作りたい」と思い、ジムの開業を決めた。

 店名の「Aconite」は、オランダ語でトリカブトを意味する。花言葉には、猛毒から来る「復讐(ふくしゅう)」という意味のほかに、「騎士道」「栄光」という高貴な意味もあるという。薬学では鎮痛剤として使われている薬の名前でもあることから、「店が誰かの体や心の痛みをとる場所になれれば」と恵音さんは話す。

 「キックボクシングジムらしくないジムを作りたかった」という言葉通り、白を基調とした明るい空間にはサンドバッグがなく広々としている。こだわりは一面に敷き詰めたクッションマット。厚さ15センチのマットを「絶妙な柔らかさになる」ようにカットしたという。「持病のある方や高齢の方など、足腰に不安がある方でも安心してトレーニングができるように配慮した」と恵音さん。

 トレーニングは30分と60分から選べ、体幹や筋力のトレーニング、ミット打ち、パンチとキックの連打など、持病や目標に合わせてトレーニング内容や時間配分はさまざま。「骨格の作りや重心など同じ人はいないので、トレーニングのメニューは全員違う」という。入会金は20,000円(7~9月は先着20人無料)、月会費は14,200円(月2回、1回60分)ほか、体験(3,000円)もあり。

 現会員の6~7割が、持病やけがなどで運動に制限がある人で、40~70代の女性が多いという。「毎日医療ニュースをチェックするなど、今も最新医療を勉強している。看護師と救命士の資格を持っている私にしかできないパーソナルトレーニングを提供していければ」と意気込む。

 営業時間は9時~22時。

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