「Le Petit Cafe（ル・プチ・カフェ）」（船橋市高根台6）が高根木戸駅か近くにオープンして、7月7日で2カ月がたつ。

アンさんと智恵美さん（左から）

　店主は、ブラジル出身で2007（平成19）年から18年間日本に住んでいる久富・アナ・クララさん（以下、アナさん）。共に店を切り盛りするのは、日本国籍ながら同じくブラジル出身の石川智恵美さん。

　アナさんは今年2月まで薬円台にあった「カフェシンシア」（薬円台6）で、「アンちゃん」の愛称で親しまれていたスタッフ。シンシアで働いていた頃から、メニューに度々ブラジル料理が登場するなど、料理の腕を振るっていた。同店の閉店が決まった時、アナさんは「いつかやりたいと思っていた自分の店を持つことを現実へと変えるため動き出した」という。

　アナさんの父母はブラジル・サンパウロでケータリング業を家業として営んでいたことから、料理の腕は父母を手伝いながら身に付いていたという。シンシア時代から共に働いている智恵美さんも「料理を作るのが大好き」ということから2人は意気投合し、開業に至った。

　白とナチュラルな木のぬくもりを基調とした明るい雰囲気の店内には、テーブル16席を用意する。

　メニューはキッシュ、パスタ、カレーなどをメインにしたランチセット（1,480円。サラダ、スープ、パン付き）のほか、ブラジルの家庭料理として愛されているという「コシーニャ・キビ」「パステル」「モッツァレラコロッケ」の3種類の揚げ物をセットにした「ブラジルミックス」（単品780円）も用意する。

　「スイーツプレート」や15時～16時30分限定で「アフタヌーンティーセット」（1,580円）などもそろえ、スイーツには「ココナツケーキ」「オレンジケーキ」「キャラメル入りバナナケーキ」など、アナさんと智恵美さんのレシピによるスイーツが店内に並ぶ。

　ドリンクメニューは、コーヒー、紅茶のほか、ルイボスティー、自家製ジンジャーエール、ブラジルの飲料「ガラナ」（アマゾンフルーツ味。500円）やビール（650円）、赤・白ワイン（550円）もそろえる。

　「キッシュはフランスの料理だが、今後はブラジル料理ももっと提供したい」とアナさん。月末最終土曜は毎月、「スペシャルランチ」を用意する予定。「友達と会話を楽しんだり、夫婦でゆっくりしたりするために来てもらえれば」とアナさんは呼びかける。

　営業時間は11時～17時。日・月曜定休。