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認知症カフェ周知イベント「ふなばしオレンジフェスティバル」に1000人超

イベント運営メンバー

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 船橋駅北口にある天沼弁天池公園(船橋市本町7)で11月15日、「第1回ふなばしオレンジフェスティバル」が開催され、1000人を超える来場者でにぎわった。

オレンジカフェのブースの様子

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 認知症をテーマにした同イベント。「オレンジカフェ」(認知症カフェ)の存在を広く知ってもらうことと、「認知症カフェ」の運営に関わる人たちの交流の場となることを目的に初開催された。

 実行委員長を務めた鳥居和雄さんは、船橋市在住で介護・福祉の分野に従事している。鳥居さんは「オレンジカフェのためのイベントだが、高齢の方も若い方も全世代が楽しめるイベントにすることによって、オレンジカフェの存在を知らない人にも知ってもらうきっかけになれば」と話す。

 当日は、市内から9店舗のオレンジカフェ運営者が集まったほか、会場中央では「医療介護福祉相談ブース」としてケアマネジャー、グループホーム、訪問看護・介護、介護美容、福祉用具店など13の事業者がブースを並べ、医療や福祉、介護、認知症支援サービスの相談に応じる窓口を運営した。

 当日はスタンプラリーも行い、用意したスタンプラリー台紙500部は開始早々に全て配り終えたという。「想定していた以上の人がスタンプラリーにも参加してくれた」と鳥居さんは振り返る。

 ステージでは、「ふなばしオレンジ体操」や認知症についての参加型寸劇、脳トレ体操のほか、生演奏で出店者たちもみんなで体を動かした「ロコモ体操」なども行われ、参加者は認知症予防や当事者への接し方について、楽しみながら知識を深めた。

 市内事業者によるキッチンカー、複数の飲食ブース、「ふれあい動物園」「昆虫くじ」などには多くの家族連れが訪れた。同イベントに関わった運営ボランティアは100人を超えたという。

 「今はまだ直接介護などに直面していない若い人や小さいお子さまのいるファミリー層の方にも、市内には『認知症カフェ』というものがあることを知ってもらいたい」と鳥居さん。「イベントを通じて運営者同士のつながりが生まれることに期待を寄せ、2回目の開催に向けても準備を進めたい」と意欲を見せる。

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