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船橋・南本町にクレープ店「アン」 パティシエ歴13年の地元シェフが開業

店主の安藤さん。店頭では焼菓子の販売も

店主の安藤さん。店頭では焼菓子の販売も

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 船橋市役所と南本町の子育て支援センターの中間地点に近い場所にあるテイクアウト専門のクレープ店「crepe & bake AN(クレープ・アンド・ベイク・アン)」(船橋市南本町)が11月20日で1周年を迎えた。

注文のあと、クレープの皮を目の前で焼いて提供する

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 店主は安藤友太さん。船橋生まれ船橋育ちで、南本町小学校の出身。新宿のホテル「パークハイアット東京」や結婚式場、クレープ専門店などで約13年にわたりパティシエとして修業を重ねた。

 「実家の1階が空いたのをきっかけに、テイクアウト専門のクレープ店を開きたいと思っていた。船橋にはケーキ店は多いが、クレープに特化した店は少ない。2年間クレープ専門店で学び、商品開発や営業も経験した上で満を持してオープンした」と安藤さん。

 クリームは植物性ホイップではなく、動物性生クリームを毎朝泡立てて使用。クレープ生地もあらかじめミックスされた粉で作るのではなく、自らブレンドした粉に焦がしバターと牛乳を加えるなど、細部にまでこだわる。フルーツなど食材は、船橋市場で安藤さん自ら目利きしたものなどを使っている。

 メニューはクレープだけで40種類以上。「バナナチョコカスタード」(580円)、「キャラメルアップルシナモンカスタード」(550円)のほか、食事系では「照り焼きチキンクリームチーズ」(750円)や「照り焼きチキンたまごサラダ」(680円)なども用意。

 注文を受けると目の前で焼き上げ、その場で手渡しするスタイル。焼き上がりと同時に香ばしく甘い香りが広がり、店頭でそのまま食べることも、持ち帰ることもできる。

 「お客さまは子どもから高齢者まで老若男女と幅広い」と安藤さん。近隣の住民や働く人が中心だという。クレープを購入した女性客は「皮が薄くてもちっとしているのに重すぎない。ナイフとフォークで食べたくなるような手の込んだ味」と話していた。

 安藤さんは「無理に多店舗展開するつもりはなく、ここで長く愛される店を目指したい。既成概念にとらわれず、自分が本当においしいと思うものにこだわって提供し続けたい」と話す。

 営業時間は12時~19時(売り切れ次第終了)。月曜~水曜定休。

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