ドラマー・川島広明さんによるドラム教室「川島広明ドラム教室」(船橋市坪井東1)が開業して、12月16日で3カ月がたつ。
教室は船橋アリーナへ向かう途中にある=船橋・坪井に「川島広明ドラム教室」
船橋日大前駅から船橋アリーナ方面に向かう途中の一戸建て住宅を使った同教室。同所は、船橋市外に住居を構える川島さんが、ドラムを叩ける場を作るために建てた、防音仕様の一戸建て。防音室内にはドラムセットが2セット並び、初心者から経験者までを対象に、個人のレベルや目的に合わせたマンツーマン形式で指導する。
以前から行っていたオンライン教室も継続して開講する。対面での受講生もオンラインを活用でき、希望者にはzoomでのカウンセリングを行うほか、LINEでサポートも行う。
特に受講者のリクエストがない場合は、教室が用意したカリキュラムに沿ってレッスンを進める。「最初は基本となる8ビートから。基本をマスターしたら、ポップス以外のロック、ジャズ、フュージョン、ファンクなどさまざまなジャンルでもたたけるように指導していく」と川島さん。
学生時代はバンドを組んで活動していた川島さんは大学卒業後、ネットワークエンジニアとして企業に就職。その後、「いつかやりたいことをやるために」と、ためた資金で米ニューヨークにあるドラム学校「Drummers Collective(ドラマーズコレクティブ)」に8カ月通った。
8カ月間、毎日ドラムを練習する日々を送り、「ドラムがやりたいと思う人は、継続的な練習するだけで、誰でも上達できると確信した」と振り返る。帰国後は、人にドラムを教える仕事に魅力を感じ、「島村楽器」で教室講師を務めた。その後、複数の教室をかけ持ちして教えたほか、「スタジオパックス」(本町)を借りて教室を開くなどしてきたが、コロナ禍で教室運営をやめた。
現在は個人の教室として開講し、小学校高学年以上の人を対象に指導する。「教室に置いているドラムセットに足が届けば、高学年でなくても受講可能」と川島さん。
「自宅で練習しているときにもサポートできる体制を整えている。『この楽曲をたたきたい』という要望にも応えられるよう、受講生にはドラム用の楽譜も作成する。それぞれのペースで成功体験を積み上げていければ」とも。
対面レッスンは予約制で、月1回60分5,500円~。オプションとして「オンライン講座とLINEサポート」(1カ月2,000円)も用意する。