船橋市が2011年から推進してきた地元産品を使ったブランドの掘り起こし事業「ふなばしセレクション」最終選考を通過した認定品目11品が1月10日、船橋市役所で発表された。
船橋の産品ブランドにはかつてTVチャンピオンに選ばれた菓子工房アントレの商品も(関連画像)
「ふなばしセレクション」は、船橋市の職員向けに行われた「政策実現研修」で若手職員からの提案に端を発している事業。準備段階では、同副市長の松戸徹さんが最高責任者として携わってきた。2011年には準備委員会を設置。市民代表らを交えた会議を重ねブランド事業の骨子を検討した。
昨年に入り市内の経済団体代表者や有識者などに「ブランド協議会」メンバーとして理事会(選考委員)就任を依頼し事業が始まった。9月から10月末まで「船橋ならではのおいしい産品」を公募し、他薦115品・自薦77品の応募から書類審査で22品を選考した。11月19日には市民モニターなど100人を招いた試食会を開き、同協議会理事会で最終選考を行った。
10日は、認定商品となった11品目の製造者を招き認定証の授与式が行った。藤代孝七市長、同協議会会長の伊藤賢二さん、副会長の松戸徹さんも出席。製造者を前に、藤代孝七市長は「船橋ならではの産品が選ばれた。市としても精いっぱいの努力をして売り上げアップに貢献する」と約束を交わした。
今回の認定品は以下の通り。船福極上船橋三番瀬のり5枚入り(船福)、船橋名産石焼きのり満潮(金庄)、船橋三番瀬のり 焼きのり(船橋市漁業協同組合)、御菜浦生のりつくだ煮(与金丸)、ホンビノス酒蒸し(佃の匠やまと)、高木チーズ(菓子工房アントレ)、まるごと船橋アイス詰め合わせ6個セット(牧場のあいす屋さん)、船橋産「小松菜とホンビノス貝」のピッツア(街のピザ屋コンパーレコマーレ)、小松菜パウダー(JAちば東葛農産物直売所ふなっこ畑)、船橋ばか面おどり(御菓子司扇屋)、うなぎ沢煮(日本料理 舟はし 稲荷屋)。
認定商品11品目は1月17日~23日、東武百貨店船橋店(船橋市本町7)1階で催事販売するほか、船橋市が主催する「ふなばし朝市」会場でも販売。市役所地下1階のコンビニエンスストアでの販売も計画している。