高根小学校(船橋市高根町)で続く伝統的な米作り行事を守るため、同校を会場とし、保護者有志が主催するチャリティーイベントが2月21日、開催された。
地元農家の野菜販売ブースや子どもたちが考えた出店などが体育館に並んだ
同校では長年、地域農家の協力を得て授業の一環として全学年の児童が田植えや稲刈りを体験してきた。学区内のさまざまな農地を活用してきたが、今年度、使用できる田んぼが無くなることとなった。
「このままでは私の親の代から続いてきた田んぼの授業が行えなくなる。過去の学校文集などを見ても、学校で一番楽しかったできごとに、田んぼ・米作りに関する記述がとても多い。これを無くすわけにはいかないと思い、校内に田んぼを新設するための動きを学校と協力して行ってきた」と話すのは、同校卒業生でもあり現PTA会長でもある持井大輔さん。
阿部義徳校長とともに市教育委員会に掛け合った結果、学校敷地内での田んぼの設置が許可され、現在、校内の田んぼは工事が半分終了。外枠が完成している状態となっている。
阿部校長は「私は今年、高根小に赴任して来たばかり。田んぼから得られる学びは多い。校内に田んぼがあることにより、毎日田んぼの変化を観察でき、子どもたちがもっと主体的に関わっていけるようになるのではないか」と話す。
持井さんは「工事は私の工務店で施工したが、やはり何百万と費用がかかる工事となる。そのため、ある程度の資金がどうしても必要。保護者や卒業生からも寄付をいただいたし、私自身の地元の経営者仲間などにも声をかけて寄付をお願いしてみるが、チャリティーイベントを開催することで近隣の方たちからも集められないかと考えた」と持井さんは経緯を話す。
当日は、体育館内で同校児童の有志による模擬店が多数並び、地元農家で採れた野菜、PTA有志による「豚汁」、今年度の稲刈りで収穫した「高根小米」も販売した。
体育館のステージでは地域団体によるステージ披露のほか、グラウンドにはキッチンカーも複数台並んだ。イベント担当であり地元農家の仲村学さんは「これまでの経験で培ったキッチンカー業者さんとのつながりから声をかけさせてもらった」と話す。
寄付受付テーブルも会場に設け、寄付をしていく人たちの姿もあった。キッチンカーの出店料、模擬店の売上は田んぼ整備費に充てられる。
現在も田んぼ維持のための寄付を受け付けており、「寄付をいただける場合はメール(takaneshou.f.pta@gmail.com)でまずはご連絡をいただきたい」と持井さんは呼びかける。