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船橋・栄町の寺院で「のり弁」イベント 法話交え地元食材の魅力伝える

「冷めた時にこそうまさが増す江戸前のりが主役の特製弁当」だという「究極の海苔弁」(2,500円)

「冷めた時にこそうまさが増す江戸前のりが主役の特製弁当」だという「究極の海苔弁」(2,500円)

 千葉県食材の魅力発信と法話を交えたイベント「弁当屋×お寺『究極の海苔(のり)弁』」が5月27日、上行寺船橋別院(船橋市栄町1)で開かれた。

「いただきます」について話す上行寺・遠山玄秀さん

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 同イベントは、千葉県産食材を使った高価格帯弁当「江戸前千葉のり弁」を販売する「六感」の社長兼料理長・三浦祐輝さんが、千葉イノベーションベース(CIB)のピッチコンテストで最優秀賞を受賞したことを記念し、地元の経営者らが企画した。

 会場では、船橋の老舗「飯塚海苔店」ののりを使った「江戸前千葉のり弁」を提供し、25人が集まった。参加費の一部は、地域の子ども食堂や地域活動支援に寄付するチャリティー形式で実施した。

 千葉県出身の三浦さんは料理人として活動後、2014(平成26)年に起業。飲食店経営やプロデュース業などを経て、現在は弁当事業に注力している。

 講演では、心身の不調を経験したことをきっかけに「自分にしかできない料理とは何か」を問い直し、千葉の食材を活用した弁当開発へ行き着いた経緯を話した。三浦さんは船橋産のりに着目し、「価格を下げれば生産者に利益が還元されない」と「品質重視」を徹底。たどり着いた弁当の平均単価は約2,000円、リピート率は約70%に達しているという。

 現在は「のり弁」に加え、落花生ご飯や千葉県産牛肉を使った商品も展開し、「地域にはまだ知られていない良い食材が数多くある。それを正しく伝えたい」と今後の展望を話す。

 当日は上行寺住職の遠山玄秀さんが法話も行い、「いただきます」に込められた命や生産者への感謝について説明。参加者は弁当を味わいながら、地域食材や食文化への理解を深めた。参加者からは「千葉の大切なものを、おいしく多くの人へ届けている取り組みに感銘を受けた」などの感想も聞かれた。

 三浦さんは「弁当は食べた瞬間だけでなく、その後の気持ちや行動にも影響を与える力がある。五感を超えて心に届く弁当を作っていきたい」と意気込みを見せる。

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