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船橋で石巻の復興支援願ったチャリティーコンサート

船橋市内在住の指揮者・奥田恵吾さん(37)が主宰するチャリティーコンサート

船橋市内在住の指揮者・奥田恵吾さん(37)が主宰するチャリティーコンサート

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船橋市内在住の指揮者奥田恵悟さん(37)が、8月15日に船橋市民文化ホール(船橋市本町2)で「チャリティコンサートin船橋」を開催する。

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 同コンサートは、東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市を訪問した奥田さんが、「自分の立場でできる情報発信を行っていこう」と企画。市内を中心に活躍する市民オーケストラに「思いを共有してくれる演奏者」の募集を頼み、実現した。参加する演奏者は全員ボランティアで演奏する。

 演目は、大序曲「1812年」(チャイコフスキー)、序曲「詩人と農夫」(スッペ)、惑星より「木星」(ホルスト)、カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲(マスカーニ)など10曲程度を予定している。

 募集は7月前半にかけられ、7月~8月の毎週土曜・日曜を練習に充てて本番に臨む。演奏者は、1人5,000円の参加費用を支払いオーケストラに参加。必要諸経費をここから賄う。必要経費を差し引いた残金は義援金として寄付に回される。

 奥田さんは、ドイツ留学中に東日本大震災を知った。故郷の日本に向けて「何かできることはないか」と考え、ドイツのブラスバンド仲間とチャリティーコンサートを開催、60万円の義援金を集めたという。 帰国後、音楽の力で被災地のために何かできないかと考え、船橋市民や石巻市民の力を借り64人の楽団「船橋・石巻応援オーケストラ」を結成。昨年8月25日に被災地の現状を視察後、石巻中学校で演奏会を行った。

 演奏後、スタンディングオベーションで「ありがとう」「俺たち頑張るよ」などと声を掛けられ被災地への思いをさらに強くしたという。「被災地の現状を知ってもらおう」「被災地を応援しようという気持ちを風化させてはいけない」と考え、船橋を舞台に開催するチャリティーコンサートを計画したという。

 奥田さんは「コンサートに参加することで東日本大震災について少しでも思いを寄せてもらったり、思い出したりしてもらうだけでもいい。小さなことかもしれませんが、それぞれの立場で、できることを全力で行っていきたい」と、コンサートにかける熱い思いを語る。

 開演は14時(13時30分開場)。入場無料。問い合わせは、赤間さん(TEL 090-7408-0218まで。

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