イオンモール船橋(船橋市山手1、TEL 047-420-7300)で現在、企画展「大震災の記憶と防災・減災展」が開催されている。会場は1階・光の広場。
同展は国土交通省が主催するもので、同施設が会場を提供している。関東大震災から90年の節目を迎え、東日本大震災から3年がたとうとする今、大島の台風など「自然災害の脅威を風化させないように」との思いを込めて防災意識の向上に結び付ける趣旨で東京、神奈川、千葉の3カ所で開かれている。
会場は3つのゾーンで構成。東日本大震災の被害状況や国土交通省の対策などを紹介する区画と、関東大震災の影響や当時の様子を伝える区画、大島の台風による爪痕を紹介する区画で、それぞれ写真や被害状況を伝える資料とともに展示する。
中でも最もボリュームのある「東日本大震災」を伝える区画は、福島、宮城、岩手の東北3県の震災前と現在の空撮写真を並べて展示。一目で震災被害のすさまじさと復興の遅れが分かるように工夫する。
さらに、福島県で相馬市など2カ所、宮城県で仙台空港、名取市、気仙沼市、石巻市など12カ所、岩手県では陸前高田市、大船渡市など7カ所の空撮写真をパネルにして紹介する。
茨城、千葉(浦安市、旭市、山武市)の震災被害に遭った関東2県についても紹介。震災直後の街中や被害状況の写真と現在の写真を並べて展示する。
会場は同施設内でも最も多く人が行き交う場所にあるため、多くの買い物客が展示された資料の前で足を止め、それぞれに思いを新たにしている。
同施設の営業時間は9時~22時。12月5日まで。