船橋市金杉6丁目在住の押野親雄さん(69)が自分の畑で育てていたサツマイモを収穫した際、あまりの大きさに驚き10月27日、船橋市役所に連絡を入れた。
押野さんは2年前に仕事を辞め、趣味の野菜作りを始めた。サツマイモ以外にもジャガイモ、ナス、キュウリなどを栽培してきたが今回のように大きなものはこれまでに一度も収穫したことがなかったという。
5月に苗を植え、大切に育ててきたサツマイモを収穫していたところ、一つだけやたらと大きなサツマイモが埋まっているのに気付き、手作業で丁寧に土をどかせていったところ、重さ9.4キロにもなる大きなサツマイモを掘り出した。サツマイモの品種はベニアズマ。化学肥料などは一切与えず、生ゴミや落ち葉で手作りした肥料を与えて育てたという。
同市農水産課によると「サツマイモは大きくなっても3キロほど。かなり大きなもので驚いている。ベニアズマは通常120日くらいで収穫するものだが、今回は収穫までに約6カ月、その間夏の猛暑、秋口の残暑、9月の台風など生育に必要な条件がそろった。さらに、通常は斜めに苗付けし1株に複数のサツマイモが生るものを垂直に苗付けしたために1株が異常に大きく育ったのでは」と分する。
押野さんは今後、このサツマイモを展示するなどして公開できる場所を探しているという。