主催は、陸上自衛隊で唯一の空挺団を所有する「第一空挺団」、通称「落下傘部隊」。体験搭乗は、部隊の広報活動の一環で近隣各市(船橋市・習志野市・八千代市)の自衛隊協力会会員や、周辺自治体や市民から選出されたモニターなどを対象に実施した。自衛隊活動への理解を深める目的で毎年1回程度、1回60~100人程度が招待し実施している。
今回の体験搭乗で使われたのは、支援航空機「UH-1H/J型」など2機のヘリコプター。1回のフライトで7~8人のチームが15~20分程度、船橋市薬円台の自衛隊敷地から千葉市花見川区周辺の空域でのフライトを体験した。
この日、参加した船橋市内在住の男性は「こんな高さからパラシュートで降下するなんて自分には考えられない。ものすごく勇気のいる事。訓練したからといって簡単にできるものではない」と話す。別の男性は「高いところから街を眺めると街の発展状況がよくわかる。災害支援で東北に行き、上空から被災した街を見た隊員たちの心の内を察する」とも。