ふなばしアンデルセン公園(船橋市金堀町、TEL 047-457-6627)で現在、オーデンセ市姉妹都市提携25周年を記念した「花と緑のフェア」が開催されている。
期間中は800本の桜と約20万株の草花が園内を彩り、4月上旬には花が見頃を迎える。南口ゲート近くでは、1万6000株の草花で作られたデンマーク国旗をイメージした大花壇が来場者を迎え、アリッサムで作られた白鳥はアンデルセン童話「みにくいあひるの子」クライマックスの白鳥をイメージしている。
その他にも、オーデンセ市の街並みを再現した「ミニチュアガーデン」や、竹で作られたオブジェで風を利用し音を奏でるサウンドオブジェの展示も。また、3月31日までの「らんのふしぎ展・即売会」では、世界初の青いコチョウランも展示する。「たくさんの人に花で彩るアンデルセンの世界を見てほしい」と同園運営課花緑係長の藤田さん。
同園でデンマーク農家の家屋を見学していた市内在住の山下さん夫妻は「この農家の屋根は葦(アシ)で作られている。日本のかやぶき屋根とはまた違う魅力がありながらも、親近感が持てる」と話した。
船橋市は1989年4月にオーデンセ市と姉妹都市提携。オーデンセ市は童話作家アンデルセン生誕の地として知られる人口約19万人のデンマーク第3の都市。酪農や花・野菜の温室栽培、造船業・鉄鋼業・家具製造業や食品産業などが盛んな近代都市として繁栄している。
同フェアは4月20日まで。
開園時間は9時30分~16時。月曜定休。入園料は、大人=900円、高校生=600円、小中学=生200円、幼児(4歳以上)=100円。