船橋の梨をPRする目的で「ふなっしー」の協力を得て制作された「ふなっしー梨箱」の予約受け付けが7月23日、始まった。
品種やサイズを記す場所には最低限の記入で済むような工夫が(関連画像)
ふなっしー梨箱は、船橋市地方卸売市場内の青果仲卸業・山邦青果(TEL 047-423-0346)が版権を持ち、市内外に流通させている。昨年に引き続き今年も制作するに当たり、2014年バージョンとしてデザインを一新した。
ふなっしーをイメージした淡い黄色の下地に、愛くるしいふなっしーの顔をデザイン。ふたを閉じるとふなっしーにほほ笑みかけられるという仕組みになっている。素材は段ボールで、側面には空気抜きの穴が開けられている。「なるべく箱を汚さないように、梨の品種やサイズを記す場所には最低限の記入で済むような工夫を凝らした」と山邦青果の浅沼仁専務。
同梨箱は、植草果樹園、吉橋園、木村梨園、大野梨園、船芳園の船橋市内5軒の梨直売所のほか、船橋市内に本社を構えるランドロームフードマーケット(船橋市三咲5、TEL 047-449-9551)全店で販売。その他、石川県の「マルエー」、北海道札幌を中心に展開する「卸売スーパー」(りんごハウスグループ)、高知県土佐市に本社を構え高知県内に展開する「サンプラザ」などのスーパーマーケットチェーンでも限定数を設定した上で、全店で取り扱う予定だ。
予約は、ランドロームフードマーケットと「船橋のなし」ホームページで受け付ける。梨の出荷が始まる8月上旬から配送を開始。もっとも人気の高い「幸水」を2000ケース、「豊水」「新高」を合わせて2000ケース程度を予定している。
同梨箱には最高級グレードの「秀(しゅう)」の梨のみを箱詰め。ランドロームで受け付けたものは箱の封を透明テープで行い、側部に当て紙をした上でバンド留めをする。のし紙を付けた上に宅配便の伝票を張り付けるなど手間をかけ、傷が最小限になるように細心の注意を払う。
価格は、市内5軒の直売所では5,000円(送料別)、ランドロームでは5,800円(送料込み)。ふなっしーの希望で、売り上げの一部は東日本大震災で親を亡くした震災孤児の支援を行うNPO団体への寄付に充てられる。また、同企画に関するふなっしーの収入も全て寄付に回されている。