船橋大神宮そばの住宅街にある天然素材を使用したおもちゃ店「なかよしライブラリー 船橋店」(船橋市宮本1、TEL 047-406-5681)がオープンから間もなく1カ月を迎える。
同店は、熟練の職人が日本の木材を使っておもちゃや家具を製作している高知県の工房「なかよしライブラリー」初の直営店。おもちゃは広葉樹の木材の色合いを生かして組み合わせ、一切着色料を使わない。裏板や底板に合板は使わず、表面の仕上げは亜麻仁油を原料とした天然オイルを使用し磨き上げるなど、天然素材のみを使っている。
普段はインターネットや工房そばのカフェでの販売をメーンに展開。これまでに、皇室が同店のおままごとセットなどのおもちゃを購入し、ご幼少の愛子さまにプレゼントされたこともあるという。
6年前、船橋で家庭的保育所を運営していた店長の狩野さん夫妻。「自然なものに触れて、子どもたちの心が豊かになってほしいという思いから保育所で使うおもちゃを探す中、『なかよしライブラリー』に出合った」と話す。
その後、同工房の浜田代表とも個人的に交流を深め、狩野さん自ら船橋に直営店を開くことを提案した。「大神宮周辺はもちろんのこと、船橋に木材を使ったおもちゃだけを取り扱った店はなく、子どもたちにいろんなことを木材から感じ取ってほしかった」と狩野さん。
店舗面積は9.5坪。店内には「つるつる木の車」「ゆらゆらゆりかご人形」「かみかみ歯固めセット」「コロコロコロリ」「ガチャガチャ遊び」「でんでんだるま」がセットになった「赤ちゃんセット」(1万3,200円)や、さまざまな色の広葉樹で作られた「赤ちゃん積み木(箱入り)」(1万4,000円)など、約50種類のおもちゃが並ぶ。オープンイベントとして、ネームプレートやキーホルダー制作のキットも販売する(無くなり次第終了)。
「決して安いものではないが、出産祝いなどの贈り物に最適という声を頂く。今度、イギリスのチャールズ皇太子の息子ジョージくんに、うちの商品をプレゼントしてみようかと」と、狩野さんは笑顔を見せる。
営業時間は10時~17時。木曜定休。