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船橋の昭和の街並みをデザインしたオリジナル手拭い-販売好調

江戸時代から続く老舗呉服店が企画・販売している手拭い「昭和34年の本町通りのお店たち」

江戸時代から続く老舗呉服店が企画・販売している手拭い「昭和34年の本町通りのお店たち」

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 船橋本町通りで江戸時代から続く老舗「森田呉服店」(船橋市本町4)が10月に販売を始めた、昭和レトロな本町通りの街並みをデザインしたオリジナル手拭いの売れ行きが好調だ。

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 手拭いにあしらったのは昭和30年代の本町通り。地元の船橋小学校で配られた「110年記念誌」に掲載されていた「本町通り商店街のイラスト」を基にデザインした。海老川から三田浜通りまでが描かれていた同イラストから同店を含む十数軒をクローズアップし手拭い用に細部を調整し、鮮やかな藍色に染め抜いた。製造は、梨園(りえん)染で知られる戸田屋商店(東京都中央区)に依頼した。

 イラストは、江戸時代から宿場町として栄えてきた本町通り商店街の当時の様子を描いた数少ない貴重な資料。同商店街が、1960(昭和35)年から近代的な中高層「耐火建築」へ建て替え工事を行う際に、街並みの記録や診断事業の一環として商工会議所などが製作したものだという。

 昭和の街並みを懐かしむ年配者や、単純に昭和レトロな街並みが描かれたデザインに引かれて購入する若い女性などが求め、売れ行きは好調だという。通常、オリジナル手拭いは100本程度の限定生産が主流だが、今回は特別に100本を追加生産したという。

 店主の森田雅巳さん(58)は「この手拭いに描かれたイラストは歴史的に見ても貴重な資料。古くからこの辺りに住む方にお渡したところ、『懐かしい』と喜んでもらえた」と話す。 「商店街の昔の街並みはどこも似たようなもの。『昭和の街並み』としていろいろなところで販売しても面白いかも」とも。

サイズは幅37センチ、長さ90センチ。価格は880円。限定生産のため、在庫限りで販売は終了する。 

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